今回は心理学の分野で僕にとって面白い話題を発見したので、共有したいと思います。
それは常に人は内面に2人の自分が存在しているということです。極端に言うと人間というのは二重人格であると言い換えることができるかもしれません。
このもう一人の自分のことを指摘されると、自分のことをわかってもらえているんだ、という良き理解者として相手を意識し始めるものです。
理由について、人は自分の内面をどういう風にとらえているかを想像することで理解できます。人は仕事や遊びの場面など、周りに見せてない自分を本当の自分と思い込む性質があるからです。
例えば、あなたが仕事において、会議の進行役を任せられたとします。しかし、会議中あまり周りに気が回らず、発言者の話をまとめ、スムーズに会議を進行させることができませんでした。
このとき、あなたの心の内には「もっとリーダーシップを発揮して会議をうまく回せたのに」と思ったとします。この瞬間、外に見せている方の自分はリーダーシップを発揮できなかったあなたです。
一方で、仕事でリーダーシップを発揮できなかったあなたは、自分の趣味の野球では周りをまとめ、大いにリーダーシップを発揮しているとします。これがもう一人の自分。つまり二面性です。
客観的に見れば、重要な場面が多く現れる仕事において、リーダーシップのない自分を本当の自分の内面と捉えるべきです。しかし、自分の都合の良いように解釈したい人間は、仕事でリーダーシップを発揮できない自分を本当の自分と認めることがなかなかできないものです。
ではなくて趣味の野球で発揮しているリーダーシップを自分の本当の内面と思い込むように人はできています。
つまり恋愛におきかえると、相手の特徴的な部分の逆を褒めたり、指摘してあげると、より好きという感情を相手から引き出すことができます。
例えば、相手が女性の場合、見た目がすごくボーイッシュで強気なタイプだったとします。そうしたら、こう言います。「すごくボーイッシュで男勝りな性格に見えるけど、実は相手の気持ちがすごく気になる繊細なタイプそうだよね」などと言ってあげるわけです。
そうすると、相手は自分の特徴の逆をつかれたわけですから、あなたを自分にとっての良き理解者とし、一気に距離を縮める事ができます。