「受験に失敗した」「就職活動失敗した」「プレゼン失敗した」など普段、私たちは様々な失敗と挫折を経験しながら生きていますよね。
そのたびに「失敗しちゃいけないのにやっちゃった」「もう後がないんだ」っていう感じで落ち込んだり、くじけたりして気分が下がる。
この考え方って良くないですね。なんでもっと前向きになれないんだろう。周りを見ていてそう感じます。
アドラー心理学を学んでいく中でそんな「失敗の考え方」についてご紹介したいと思います。
失敗は成功の一部ととらえる
人は生きていれば色んな経験をします。上手くいくときもあれば上手くいかないときだってある。そうやって失敗や挫折をたくさん経験して、思い通りいかないことが劣等感に変わっていく感覚を味わったことが誰もがあると思います。
ですが、失敗したことをいつまでも悔み続けることはでは何も事態は良い方向へと進展しないですよね?
アドラー心理学では前に進むためには、その劣等感を向上心に変えて問題を克服する勇気を持つべきだと言っています。
それが失敗しても前向きになる一つの方法です。
ちょっと余談ですが、僕がスポーツで経験したことに知らぬ間に劣等感を向上心に変えるというか、目標のために失敗を重ねて試行錯誤したことがあったのでお話しします。
ぼくは陸上競技をやっていたので失敗・挫折のようなものはたくさん経験してきました。そしてその度にいつまでも悔み続けて何もできないということが起きていました。
でも、僕にとって陸上競技をやることの目的が全国大会出場だったので、それに向けて自分が全国に行くために一番適した種目はなんだろうと考えて競技人生を送ってきたんです。
その競技人生の中で100m、走幅跳、棒高跳と、あれでもないこれでもないの失敗を重ねた結果、一番自分に適した種目が棒高跳だったんですね。
この目標のために行動するプロセスにおいて、そのきっかけは失敗があったからなんですよ。
なんかこう、人生を送っていく中で知らぬ間にアドラーの言う「失敗は成功の一部」の考えのもと陸上競技やってたのかなぁと思えてきました。まあ、当時はそんな明確に失敗は成功の一部とは思いながら練習はしてなかったですが。結果論っす。はい。
なので人は失敗があるから自分がもっと今より良くなろうと行動するものだということを誤認識ください!
チャレンジを評価する
皆さんこんな経験ないですか?失敗すると、つい「自分はダメ人間だ」と思いこんでしまうことが。でも、よく考えてみましょう。
僕たち人間て、失敗することで「失敗するとどんな状況になるか」を学んでいることに気づきます。
そして、「失敗しないために次にとるべき行動」が見えてくるはずです。
失敗から学んだことによって、次回の失敗を防ぎ、成功に近づこうとします。
失敗は成長できる大きなチャンスだと考えることにして「いい経験になった」くらいに自分を励ましたり、勇気づけたりするべきなんだと思います。
自分の陸上競技でもそうでしたが結果が出ないとすごい落ち込むんですよね。自分はこんなに能力が低かったのかと思ったりして。
でもそこじゃないんですね。陸上競技においての自分なりの目標に向かうまでに仲間と練習頑張ったり、夢を語り合っている経験自体が楽しいと思えないといけないんですよ。
だからチャレンジを評価してあげないと目標が達成できなかったら本当にダメ人間になっちゃいます。
まとめ
失敗は良いこと。完璧そうに見える人もみんな失敗を重ねて成功を勝ち取っている。そして、失敗しても、いい経験をしたと思い、自分を勇気づけることで前向きになれる。
