広告業界人が考える、Googleが広告で200億円売上ても、広告ブロック機能を自社開発?する理由

今日、インターネットを利用していると広告がよく目に止まりますよね。

これは広告主が広告費をインターネットで使うようになってきたからだと考えられます。

広告といえば、最近、ウォールストリートジャーナル(アメリカの日刊経済新聞)によると、Googleがクロームに広告ブロック機能の追加を検討しているというニュースを目にしました。

昨年、Googleは広告事業で200億円もの売り上げをつくったと言われています。200億円といえば感覚が狂うくらい物凄いお金ですね。

こんなに広告からお金を稼いでいて広告ブロックの機能を自社開発するのは何の目的があるのでしょうか?、Googleの中で広告事業というのは重要なビジネスのはずなのに、広告を排除する動きに乗りはじめることは、どいういった意味があるのか。

僕もいわゆるネット広告業界に身を投じているので、Googleさんにはお世話になっています。なので彼らが身近にいる分、Googleの事情を考えると、何を考えているのかがある程度予測がつくものです。

なので今回はGoogleが広告ビジネスで成功しているのにもかかわらず、なぜ広告排除する計画を立てているのかを考えてみます。

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どんな広告が排除の対象になるのか

広告ブロックとは言っても、Googleが配信しているすべての広告がブロックの対象になるわけではありません。

ブロック対象の広告はポップアップ広告(ページを開くと一番手前に広告がくる形式の広告)や音声を再生させる広告など、ユーザーを不快にさせている可能性のある広告を排除する計画を立てているといいます。

この動きはクローム(Chrome)上で起こるものです。

クロームの利用者はスマホとタブレットだけで10億人を超えている人気のブラウザ。ある調査会社によるとブラウザ市場の中でもクロームは53%のシェアを占めているといいます。

ブロックする対象の広告が一部だとしても、広告ビジネスから200億もの売り上げを誇るGoogleが、なぜ自分の首を絞めるようなマネをするのか。

それは「Googleが掲げている10の事実」に答えが隠されていそうです。

Googleが掲げる10の事実

Googleには事業活動をするにあたり、10個の活動方針的なものを掲げています。

その中に、今回の広告ブロックを計画した最も関連深い項目を発見しました。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる

ユーザーのことを第一に考えていれば、利益は後からついてくるというGoogleの考え方です。

つまり、Googleはポップアップ広告や音声付きの広告など、いろんな種類の広告を世の中に発信し続けてきたけど、それらの一部の広告はユーザーにとって不適切なものがあることに気づいたのです。そして、それらの広告を排除することによって長期的にユーザーの満足度をあげていこうというわけなのです。

すでに広がっている広告ブロックの拡張機能

クロームには拡張機能を追加できる事は知っている人も多いでしょう。

この拡張機能はクロームでインターネットをより快適にさせるような機能が追加できます。

例えば、この当ブログのある画面をキャプチャして誰かに送りたいと考えたら、画面をキャプチャする機能をクローム上で追加することができる。

そんな便利な拡張機能がある中で、クロームで最も人気の拡張機能が広告ブロックです。

特に一番人気の広告ブロックは「AdBlock」とよばれる拡張機能で、4000万人が絶賛ご利用中です。

また、「AdBlock Plus」と呼ばれる拡張機能も1000万人が利用中なのです。

今まではGoogleはこういった広告ブロックの拡張機能には目を向けていませんでした。

よりユーザーのネット環境をより良いものにするために、広告ブロックをGoolgeが自社で開発すればいいじゃん!という話に至ったのかもしれません。

広告ブロックをGoogleが開発することにより、まもとじゃない広告を排除し、広告主とユーザーの満足を最大化させることにつながると信じているのでしょう。

ぶっちゃけ、Googleはユーザーが広告ブロックする行為をやめさせたいと思っています。

だからこそ、人を不快にさせるまともじゃない広告を排除することによって、広告主にはまともな広告戦略をとってもらうことを狙っていると考えられるのです。