WEBマーケティングの担当者であれ、UGCという言葉を聞いたことがあると思います。
でもそれってどんな意味なんだろうと疑問に思ってるビジネスパーソンがいることでしょう。
今回はそんな方に向けてSNS活用に重要な考え方である「UGC」の基本知識を共有していけたらと思います。
UGCは特にSNSと関係性が深い言葉です。
役立つ立場の人といえば、最近SNSの担当に任命され、どう運用すればいいかと悩んでいる人にきっと役立と思います。
目次
UGCとは?
UGCとはuser generated contentsの略です。日本語に訳すとユーザー生成コンテンツといいます。
ユーザー生成コンテンツ?なんだそれ?と思った方に対しては、身近な例を交えて解説しましょう。
それはSNSが典型例です。
また、みんな大好き「食べログ」や「ぐるなび」なども当てはまります。
え?でも食べログとかって店舗の掲載情報はユーザー側が作ったものではないよね?と思ったあなた。
そう、それ正解です。食べログなど飲食プラットフォームは完全なるUGCのみで形成されたサービスではないです。
食べログやぐるなびがUGCコンテンツである要素は「口コミ」という点ですね。
UGCが企業マーケティングに活用されるようなった理由①:広告への嫌悪感
UGCが企業から注目されるようになった背景1つ目としては、企業が出す広告の信頼感が落ちていることが挙げられます。
以前(Google広告が開始された2000年代初頭)WEB広告では、参入する広告主が少なくてユーザー目線でも求める情報が手に入りやすいということで今よりも信頼感はあたはずです。
ですが、今やcookie規制(safariのITP)や広告ブロック機能、広告すら出ない新世代ブラウザの登場(Brave)などが出現しましたね。その背景には「ユーザーが広告をウザがっているから」という事実があります。
Intelligent Tracking Preventionの略。Apple社が行ったsafariブラウザに付与されるCookie情報の保持期間を短くしたりなくすことで、広告トラッキングを制限する機能。
自分はもともと広告代理店で働いていて、お客様から頂いた広告費によっていかに多くの成果を出すか?を目指していました。
コンバージョンを出すにはまず、いかに見込みユーザーに広告を見てもらえるかが重要ということで訴求の仕方が実態より大げさになったり広告配信の仕方がストーカーじみた形になってウザかったと自覚しているのが正直なところ。
ただ、すべての広告がウザい、不要とは言いません。ですがやはり現実問題として広告主的にも広告代理店的にも、どうしても目先の利益ばかりとらわれてしまう部分があります。
その結果、本当にユーザーにとってためになる情報への舵取りがうまくいかないケースがあまりにも多いのではないかと思うんです。
UGCが企業マーケティングに活用されるようなった理由②:情報の信頼度がインフルエンサーに寄ってきた
UGCが企業から注目されるようになった背景2つ目は「インフルエンサーに信頼が寄ってきた」という事。
なぜなら先ほど説明したように企業からの広告がウザがられていることから、ユーザー的には情報源に対する信頼度をおのずと重視するようになります。その行く末にインフルエンサーという人たちにたどり着いたと考えられます。
じゃあ、なぜそこまでYouTuberやtiktokerなどのインフルエンサーが信頼されるようになったのか?それは身近っぽく感じる人だからだと私ウェブねこは思うわけです。
企業だと売り込み感が強いし、芸能人はテレビの中の人という遠い存在になりがち。
ですがインフルエンサーに関してだらしない部分を動画にしていたり、喜怒哀楽を動画にしていたりとかなり個人的な発信が多いですよね。
そこをまるで友達感覚までとは言いませんが、多くの人の共感を得られて、そこに企業も乗っかっていったという流れが強くなったということなんだろうと思います。
UGCの活用方法
これまで読んできてUGCが流行っているは分かったと。
じゃあどうやってUGCを企業マーケティングに活用すればいいかをお話します。
ポイントとしてはUGCと読んで字のごとくユーザー生成コンテンツなわけですから、口コミが発生されることが大前提になります。そのためには他のユーザーにシェアしたくなるコンテンツをオウンドメディアやSNSなどで発信する。
シェアしたくなるコンテンツを作るコツを一つ伝えるとするならば、「僕らはSNSでモノを買う」で紹介されていた例をご紹介します。スイーツの販売をする企業の事例です。
どういうものかというと「ユーザー参加型のコンテンツ」の意識を持てということです。その著書ではツイッター公式アカウントでアイスクリームを使ったカクテルを紹介したコンテンツを投稿をしました。するとそれに対してカクテルを真似て作り、投稿するユーザーが多く発生するようになったといいます。
そしてその投稿を公式アカウントがリツイートすれば投稿したユーザーの承認欲求が満たされ、公式アカウントのフォロワーにも参加を促すことにつながります。さらにさらに自社名や商品名でエゴサーチをし、それに対するUGC(口コミ)があるかを確認し、あればさらにリツイートする。こんな形でユーザーに参加を促すというのが一つコツとして存在していてますので、ぜひ真似てみてはどうでしょう?
UGCマーケティングの目的
最後にUGCマーケティングの目的を忘れてはいけません。それは企業にとっては最終的に売上を上げる事です。
そのためにはただ拡散されれば良いというわけではないですよね?
しっかりと実態のある形で拡散されていないといけないわけです。ここでいう実態とは商品を購入したりサービス利用を通じて発生する口コミが重要です。
そういう意味でいうと、Amazonギフト券などをフックにフォロー&リツイートのキャンペーンを打ったところで本当の口コミは発生する見込みは薄いのでは?と考えることができます。
そうすると、よりあなたが社内のおけるマーケティングプロジェクトの舵どりを柔軟に行えて活躍する場が広がるかもしれません!