マインドフルネス
なにかと最近話題になっている言葉だと思います
でもよくマインドフルネスって言葉は聞くけど、なんだかよくわからないという人が大勢いると思います
マインドフルネスっていうのは、端的に言うと、「気づき」と呼ばれるものです
これからその「気づき」について、詳しく解説していきますが、これを知ったあなたは忙しい毎日の中で、まさに色んな気づきを得られるようになると思います。
今回はそんなマインドフルネスについて、マインドフルネスとは?から、マインドフルネスを身につけて自分にとって大切なことに気づく考え方をわかりやすく解説していきたいと思います。
今回はあなたの理解をより進めていただくために、僕が徹夜で描いたキャラクターを使い、会話形式で話を進めていきたいと思います。
それでいきます!
目次
そもそもマインドフルネスってなに?
東京のあるIT企業につとめている「会社の先輩まとめ」「会社の後輩まり」。
会社のお昼休みの休憩中、お互い何気ない雑談をしていると、後輩まりから何かと話題になっている「マインドフルネスに」ついての話になった。
最近よく聞くマインドフルネスって知ってます?
それがどうかしたの?
それで気になってたんですけど、自分で調べるの面倒だから先輩知ってるかなと思ったんですよぉ
まあいいわ。マインドフルネスっていうのは一言で言うと
「気づき」って意味よ
なんとなく「瞑想」って意味かと思ってました。
ところで話は変わるけど、最近まりちゃんは仕事の方は順調?
今のまりちゃんには、さっきも言ったように「気づき」が足りないみたいね。
やったー!ぜひお話聞きたいですー!
最近忙しくて自分の時間を持てない人や、将来について悩んで先行きが不安な人など大勢いると思います。
言い換えると、それは今の自分が分からない、自分がどうしたいのか分からないということが言えます
なので、そんな悩みを解決する根本的な考え方としてはありのままの自分を知ることにあります。
情報化社会に揉まれて本当に自分のやりたいこと、自分らしいことが見えづらくなっている世の中において、本当の自分を知るための気づきを得るための方法がマインドフルネスなのです。
マインドフルネスの基本、マインドフルネスのABCを理解し、気づきを得るには?
これは基礎の考え方になるからよーく覚えておいたほうがいいわ。
- A(awareness)
なんとなく行動しないこと。自分の行動に気づくこと。例えばなんとなくご飯を食べない。
- B(being)
自分の行動に価値があるのかを判断しないこと
- C(clarity)
明確に物事を捉える。
マインドフルネスでは上記3つの考え方を意識するのがコツよ。
BとCの違いがわかんないな。
例えば人は不安を感じるものよね。マインドフルネスではこういう不安を感じている時点で価値判断をしていることになるわ。
Bではそれをそのまま感じてみることが大事。
ある日、お坊さんの前で侍が「地獄を説明せよ」と言ってきた。お坊さんはお前に地獄の説明をするのはばかばかしいなどとケンカ腰な態度を示す。すると侍がお坊さんに怒りを覚え、刀を取ろうとする。そしてその瞬間、お坊さんは「それが地獄です」と説明。侍はそれを聞いて地獄の本当の意味について悟り、「なるほど」と思わず口に出す。その直後にお坊さんは、それが極楽ですと地獄を理解した侍の言動に対して気づきを与えた。
ではなくて何事もありのままに感じて、常に本質を捉え、物事を客観的に感じることがマインドフルネスなの
これならわかりやすいでしょ!
理解はできたんですけど、マインドフルネスができるようになると具体的になにが変わるんですかぁ?
感情に振り回されなくなるから、今ベストな行動は何かを冷静に把握できるようになるのよ。
つまり「リフレクション・イン・アクション」ができるってわけね!
なんの必殺技ですか?!?!
違うわ。「リフレクション・イン・アクション」っていうのは、つまりさっき言ったことなんだけど、「自分の行動の反応が見れる能力」と覚えてもらえれば問題ないわ。
そう。だから超残業してたり、仕事に振り回されて疲弊しまくってる人にとってはマインドフルネスが超有効なわけ。
マインドフルネスは感情を抑えればいいというわけではないの。
極めてくると、イライラしてるからといって、その怒りをぶつける必要はないよねってことに気づいてくるのようになるわ。
まあ、メタ認知に近いものがあるわね。
認知についての認知力のこと。人は常に自分の中にもう一人の自分がいて、自分自身を監視し、コントロールする力が備わっている。 例えば自分に依頼された仕事を処理する能力があるかなどを判断するためにはメタ認知が必要なのである。
そう思うと感情に左右されるって結構無駄な気がしてきました!
じゃあここで気づきを得ましょうと言っても、何に気付いていいか分からないだろうから、マインドフルネスで何に気づくべきかをこれから説明するわね。
おねがいしまーす!
マインドフルネスで出てくる概念を覚えて、自分のためになる気づきを得よう!
- バルネラビリティ
弱さ。自分の弱さと向き合うこと。
- オーセンティスティ
自分の全体性。自分らしくありのままの存在でいること。
上記の考え方の軸になるのは、全てその人本人の本質に迫る考え方ね。そうやってマインドフルネスでは、とにかく本質を問うことが大事なの。
「あなたとはなんですか?」みたいなね。
ん?でも、はじめの方に先輩が言ってたマインドフルネスのABCとは何が違うんですかぁ?
マインドフルネスのABCっていうのは、とにかく「気づき」を得ましょうっていうようなフワっとしたスローガンのようなものね。
で、一方で「バルネラビリティ」や「オーセンティスティ」はマインドフルネス状態になるための舵取りをするための考え方と言ったほうがわかりやすいかしら?
でも私はバルネラビリティ(自分の弱さ)と向き合うのがめっちゃ怖いです。
だって失敗すると怒られるし凹むしで、いいいことないんだもん!
でも残念ながらマインドフルネスではバルネラビリティがけっこう大事になってくるのよ。
失敗のどこが大事なんですかぁー?
でもよーく考えてみて。
そうやって自分の弱さに直面した時って、今の自分の状態に気づかされるじゃない?
失敗したことで自分に足りないものが分かって、頑張るきっかけになる。それってすごく素敵なことじゃない?
ありがとうございます。
だいぶマインドフルな考え方になってきてるわ。
マインドフルネスの考え方まとめ
子供のはしゃいでる姿を見てると、カワイイし癒されますもん〜。
誰も他人の目を気にして、周りの人間に気を使いながら丁寧に接してる子供なんてなかなかいないわよね?
みんな大人になってくると、いろんなことを考えすぎて自分が何をしたいのかわからなくなってくるの。
大人なりに色んな経験をしている分、裏を読んだり、固定概念で突き進んじゃって本心じゃない行動ばかりとるようになってしまうわ。
他人からの意見や評価を気にしていたら生き生きできないわよね。
だから、今のやってることが本当に楽しいのかっていうのを観察して、その上で本当に楽しいっていうのが分かれば、それはマインドフルネスということが言えるわ。
パイセンありがとうございますぅー。
これで元気に仕事ができそうです!
今回はここまでです。
マインドフルネスの考え方はわかったでしょうか?
マインドフルネスというのは非常にむずかしい考えで、なかなか普通に記事を書いて伝えるのは難しいと感じました。
なので今回のように吹き出し形式のコミュニケーションで説明すると理解がぐっと深まると思い、このような初めての試みをやってみました。
ちなみに今回の吹き出しの会話形式はWordPressの「speech bubble」というプラグインを使って作成しています。
そして、今回のマインドフルネスの記事を書くにあたり、以下の本を参考にして作成していますので、もし気になったら、ポチッとしてみてください。
スタンフォード大学 マインドフルネス教室 | ||||
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著書「スタンフォード大学 マインドフルネス教室」は内容的に難しいですが、マインドフルネスについて徹底的に解説している本のため、強くお勧めできます。
次回以降も、このような会話形式で記事を書いていく機会も増えると思います。ぜひ楽しみにししていただければ嬉しい限りです。