こんにちは
最近の仮想通貨業界ではスマートコントラクトと呼ばれる改ざんできない自動プログラムのようなものが流行っていますね。
その中でもスマートコントラクトベースで作られているDAPPSというプラットフォームが話題を集めています。
Dappsとは一言でいえば、データを分散的に管理するアプリケーションとでもいいましょうか。
実はこのdappsを利用して資金調達のためのプラットフォームとして利用したり、ゲームアプリを開発したりと、他にも様々な利用用途が考えられています。
が!しかし!
Dappsって何のことかよくわかんない。とか、将来的にどういう価値があるのかわからないといった人がいるでしょう。
今回はそんなdapps難民のためにdappsとは一体何か?についてわかりやすく解説していきます。
目次
Dappsとは?
冒頭でも少し説明しましたが、Dappsとは分散型アプリケーションのことです。
「分散型アプリケーション」って言われてもわかんないと思うので、もっと詳しく説明します。
一言で言えば、ブロックチェーンの技術を使ってゲームとかICOをするための基盤を開発できるといったイメージです。
既にゲーム関連を中心に開発が進んでいて、イーサーエモンとかがいい例です。
まずdappsとは通常のアプリと違って、主要な管理者がいななくても自動で動くアプリと覚えましょう。
次世代のアプリとでもいいましょうか。
Dappsの定義
続いてはdappsの定義について解説していきます。
Dappsは分散的にデータ管理するアプリケーションであるということ以外に他にも以下のような特徴があります。
それは主に4つに集約されるでしょう。
- ①オープンソースであること
- ②Dappsの仕様変更の際は参加ユーザーの合意が必須であること
- ③トークンが活用されていること
- ④暗号化されたデータが分散的に管理されること
以上の4つですが、それぞれ詳しく解説していきます。
①オープンソースであること
それでは解説していきます。 まず、dappsの条件としてはオープンソースであることが挙げられます。
オープンソースとはDappsを動かすためのコードが公開されていることをさしています。
イメージとしてはWikipedia のようにユーザーみんなで1つのコンテンツを作り上げていくイメージです。
ですが、wikipediaと違うところは、中にあるデータはブロックチェーンのもと運用されているところです。
Dappsと呼ばれるアプリケーションは全てブロックチェーンで管理されることになるので、それぞれのデータは参加者のコンピュータに分散化して記録されたものが保存されるのです。
さらにDappsでは誰かが指示を出さなくても、コードだけで自動(スマートコイントラクトによって)で動いていくようになってい流のも特徴です。
コードが公開されているからこそ、プログラミング言語がわかる開発者であれば誰でも改善を加えていくことができるようになります。
②Dappsの仕様変更の際は参加ユーザーの合意が必須であること
次はdapps自体の改善要望があった場合にどうすればいいかについてです。
先ほど、Dappsで作られたものは誰でも改善できるといいました。
ですがこれには1つ条件があります。
それはDappsの改善を加える際は参加ユーザーによる合意が必要であることです。
このことはブロックチェーンの1番の強みである中央管理に依存しないことにつながっています。
③トークンが活用されていること
Dappsではトークンと呼ばれるアプリ内で使う仮想通貨のようなものを発行しています。
Dapps作られたアプリではトークンがなければ利用することができません。
Dappsで開発されたアプリ内で使われるトークンは 何に利用されるかというと、一部は参加者の報酬として活用されます。
報酬を与えることで、dapps内のデータのやり取りなどの正当性を担保します。例えばゲームアプリをdappsで開発したとします。
そのゲームではゲームを進めていくごとに経験値としてトークンが支払われるようになります。また何かアイテムの入手をする際には報酬でもらったトークンと引き換えにアイテムを交換。
また、ゲーム内で育てたキャラクターをトークンと引き換えに他の誰かに貸し出したり、売ったりすることも可能になります。
そのトークンは同じアプリ内で流通するだけではなく、他のDappsから作られたアプリでも流通させることも場合によっては可能になっています。そうすることで、Dapps界隈で経済的な流動性を持たせることに意味があると感じます。
なぜならdapps内でもらったトークンに関してはトークンを売買するための市場があり、リアルな価値を持たせる方ができるからです。
リアルな価値とはトークンから日本円などの法定通貨にトレードすることをさします。
つまり、Dappsベースのゲームアプリをやり込み、上級者になっていくことでゲームでお金を稼ぐことができることも夢ではありません。
将来的にDappsでプロゲーマーという職業が流行り、YouTuberよりも大きな市場価値を持つかもしれないと個人的に密かに思っていることです。
④暗号化されたデータが分散的に管理されること
これについては先にも少し説明しましたが、Dapps内では記録される全てのデータは分散的に管理されます。
分散的に管理する事でデータ改ざんをできないようにするのです。
またそれぞれのデータは暗号化されることでdapps内で扱うウォレットの秘密鍵などの重要情報を漏らさないようにすることができるのです。
以上、①〜④を完全に満たしているものをDappsといいます。
①〜④に当てはまるもののとしてビットコインやイーサリアムもがあるので、何もアゲームプリに限った話ではありません。
個人的にDappsが普及していくであろう重要な点はブロックチェーンがベースにあるので、データが改ざんされることが極めて困難であること。
そして、報酬がトークン支払われ、それが売買可能だったりという要素が「Dapps経済圏」みたいなものが新たに完成されることが期待できることです(すでに誕生はしていますが…)。
1番重要なのはDappsは資本主義経済(弱肉強食)のような動きに近いものだと思うので、とっても面白いと感じます。
Dappsを活用したアプリケーション
Dappsですでにゲームがリリースされていて、利用者が増えている状況です。
主にゲームアプリですが、これからその代表的な例をご紹介します!
興味があればぜひあなたも未来を体感してみてくださいw
Etherion
Etherionと呼ばれるゲーム。
こちらはドラゴン育成ゲームになっています。
他のDappsアプリと違って本格的にグラフィックデザインが実装されているので、他と違いより高度なゲーム体験ができると思います。
イーサエモン
次はイーサエモンです。
イーサエモンは仮想通貨とポケモンを掛け合わせたような要素を持っているDappsゲームです。
特徴としては育てたモンスターを売ったり、貸したり、買ったりできるところです。 また、ゲームを進めるとEMONTというゲーム内通貨を手に入れることができます。
EMONTを手に入れることで、新たなモンスターを買ってもいいですし、貯めて円のような法定通貨に変えても良しです。
EMONTはすでにEtherDeltaという分散型取引所(DEX)に上場しているので、そこでトレードされています。
まだゲームとしては戦うシーンが無機質だったり、不完全な部分はありますが、そこらへんはだんだんと改善されていくでしょう。
以上で、Dappsについて解説していきました。
この記事を読んで一発で理解できない人もいると思いますが、他の記事も併せて読むことで理解できるようになると思います。
ぜひ、投資判断の1つとしてお役に立てたら幸いです。