今回久しぶりに書評記事を書いてみます。
著書は「女子高生社長、経営を学ぶ」。
著者は椎木親子です。父は椎木隆太、株式会社DLEの代表取締役。
娘が椎木里佳、株式会社AMFの代表取締役。
この本は椎木親子が会話形式で進行していくような流れになっています。
なので本の中ではかなり読みやすい部類に入るのではないかと思います。
「経営」という一見難しそうなテーマですが非常にわかりやすかったです。
理由は椎木隆太が教える立場、教えられる立場が椎木里佳のように会話形式で進めてくので理解しやすい内容になています。
また、「女子高生社長、経営を学ぶ」は自己啓発寄りな要素も大きかったので、そういった面も強調されていたように思いました。
「女子高生社長、経営を学ぶ」が気になっている人であれば、是非この記事を参考にして手に入れるかどうかを検討してみてください。
目次
「考えついても実行しない人ってすごく多い」
このテーマ、あるあるですね。確かに考えてるだけで、何も実行しない人っていますよね。有言実行ができない人。いうだけだったらとっても簡単なんですよね。いうだけ言ってドヤ顔する人。
で?結果出してんのって言いたくなります。
僕も人のことを言える立場ではありませんが、この本の中で椎木隆太さんはこう言っています。
僕も考えてみると考えついて終わりなことの方が多いような気がして、ちょっと反省する気持ちになってしましました。
せめて有言実行できる人間になるようにします!
人を喜ばせることがビジネスの真髄。そう、ウンコでもね
若い時って失敗しても全然取り返しがつくんですね。
だから、椎木隆太さんはこう言っています。
みたいな話をしていました。
つまり学生なんでしょうがないんですと言い訳のつく時期にどれだけ失敗できるか
椎木里佳氏が小学生のとき、DLEの作り出したヒットアニメ「鷹の爪」を学校で流したことがあったそう。その鷹の爪のアニメの中で、「ウンコ」を連呼するシーンがあったそうな。
それ以降、椎木里佳氏の周りの生徒が「ウンコ!」を連呼する生徒が増えて、鷹の爪が学校中で流行ったそうです。
結局、あまりにもウンコを連呼する生徒が多いもんだから、先生が学校で「鷹の爪禁止令」を出しはじめました。
禁止されたとはいえ、ウンコが生徒に影響を与え、「鷹の爪」が学校で流行ることにつながったのです。
このことから、どんな形であれ「人を喜ばせることはビジネスの原点」であるということをこの本から学べます。
つまり、どんなくだらないことでも(ウンコでも)ビジネスの原点になり、僕たちの普段の仕事でも活用できる点はたくさんあります。
それこそ何か飲み会で使えそうな一発芸を考え披露することで、周りと親しくなり、今後の仕事のやりやすさが全然違うでしょう。
また仕事で何かをやってもらったら、必ず「ありがとう」という感謝を積極的に伝えていくことで自分は必要とされているんだという自己重要感を感じさせてあげられる。
これだけでも、自分の仕事のやり方に違いが出てきて、効率的に物事を進められるようになるのではないかと思います。
低コストで試して、ダメだったら方向転換
今ではネットの時代になりましたね。個人レベルで気軽に情報発信者になれます。
今やブロガーなんて言葉が当たり前の時代になりました。
ブログ経由で月収100万円を超える人も続出しています。
芸能人でなくても、やり方次第で周りに自分の影響力を広げ、インフルエンサーになれるのです。
この本の中でこんな言葉がありました。
これは別に会社単位でなくても個人レベルでも当てはまることです。
例えば、みなさんの仕事では自分なりの仕事の進め方というものがあると思います。
考えてみてください。
みなさんの仕事に中で、実はもっと速く正確に進められる効率的な方法があるとすれば、ずっと同じ方法に執着しているのは非常にもったいないことですよね。
しかも、社会で働いている以上、あなたの働きぶりに対してお金(コスト)が発生しているわけです。
なので、もっと効率的に仕事を進められる情報を求めていくべきだなと思っています。
今はネットを漁ればすぐに良い情報が落ちていますよね。
ぼくも毎日調べています。本当にネットは便利です。
そうやって経営者的な立場になって考えてみれば、仕事をする中で「無駄なコストは何か?」を意識できてくるから、だらだらなんてしていられなくなります。
だらだらしないことが決していいこととは思いませんが、無駄を考えるきっかけになる大事な考えでしょう。
そのうち残業も減ってくるでしょうし、いいことが多いのではないでしょうか。
同じ時間をかけて(よりお金をかけて)、より多くの成果を出すことのできる仕事方法があるなら、是非とも知りたいものですよね。
これはいわゆる生産性と呼ばれていますが、そういった時間を無駄に過ごさないようにするにはどうすればいいかを考えるきっかけになる言葉がこの本にはありました。
自分の強みは自分じゃ気づけないもの
この本のなかでの椎木里佳さんは上記のように語っています。
それに気づいたきっかけがSNSでの以下の発言でした。
上記のように椎木里佳さんは、SNSで自己紹介しただけで、2ちゃんねるで炎上した経験があることを明かしています。
ところがそれ以降、炎上とはいえ、インターネットで注目されたことによってサイバーエージェントの人の目にとまり、人生最初のお仕事をもらえるようになりました。
椎木里佳さんはそこから、「自分の強みはとことん生かそう!」と思ったらしい。
世の中何が吉と出るかわからないものですね。
恥ずかしいとか、依頼したいことがあるんだけど周りが忙しそうだから言えないとか、自分の主張を押し殺していては自分の強みを披露できない。
だから自分の強み・得意分野がわからなかったら、自分をさらけ出して、周りに「自分の強みをどうか見つけてくださいな!」って感じで披露していった方がいい。
それが周りからの客観的な評価なわけだし、自分じゃ気づいていなかった意外な一面がわかって視野が広がるかもしれませんよね。
椎木里佳さんも中学生で起業したことにそれほど強みを感じていなくて
と思っていたらしい。
でも、ことことから学べることとしては、自分の強みは周りから見つけてもらったほうが、より正確でより速く気づけるのだと学べます。
いかにイージーモードに見せるか
人気芸能人や有名な会社の社長など、人生イージーモードに見えません?
ぼくは見えます。もちろんその過程で見えない苦労を重ねていることだと思いますが、やっぱりイージーに言えているとカッコイイですよね。
これからの時代、「イージーに勝ち続ける」のが、頂点に立つものの定め。
この本の中でそのように語っています。
椎木里佳さんは中学生で起業成功して、お父さんも上場企業の社長だから、周りから人生イージーモードに見えがちなんだとか。
それはさっきの周りから自分の強みを見つけてもらうイメージで、より人生イージーモードを演じているようにしていると言います。
この考え方は今の時代によりフィットしているなと感じます。
理由は、昔のように成功者が努力している姿が美しいとか、がむしゃらに頑張っている姿に勇気や憧れを感じる人が減っているんじゃないかと思うからです。
これは僕の個人的な話ですが、昔より憧れの意味が変わってきているんだと思います。
今はインスタとかフェイスブック、ツイッターなどでリア充アピールをする人が大勢います。
自分の悪い部分はひた隠しにして、いい部分だけを見てもらいやすくなったということが、リア充アピールが加速している理由の1つだと考えています。
そうやって、良い部分だけが露出しやすくなった世の中では「人生イージーモードに生きれるんだ!」という憧れも、若い人を中心により印象強くなっているのでしょう。
だから、昇格したい、昇給したいと思うんだったら、周りに「イージーモードだぜ!どや!」ってアピールして、デキるやつを演じてみるのもいいかもしれません。
別にオフィスにいなくてもよくね?これからの働き方
インターネットの力によって、これからの働き方は大きくかわり始めそうです。
というかすでに変わっているところもたくさんあります。
と椎木隆太さんも語っています。
在宅で出来ることは在宅で。
会議はスカイプで。
などなど、物理的に複数人が集まらなくてもネットの力を借りればデキることは随分増えたように感じます。
わざわざ会議のために集まったのに、この時間なに?集まる意味ある?状態も少なくありませんね。
どんな形であれ、とにかく会議しないと仕事した気にならない症候群的な会社はまだまだ残っているんじゃないか。僕もあなたも気をつけよう。
本当に意味あることだけに時間を費やさなければと、この本を読んでやる気が湧いてきます。
インターネットで伸びる人、落ちる人の特徴
また、インターネットには人の能力を伸ばす一方で、人によっては能力を落としてしまうという二極化現象が起きているようです。
それを感じたのは本の中での以下の内容。
でも一方で、以下のような話も
という具合に、ネットで便利になった多分、便利なものを利用してやろうっていう人と、便利なものに頼っちゃえっていう人に大きく別れてしまったんだと思います。
ただ単に便利なものにすがっちゃえ!って人は、仕事でもなんでも考える力がなくなって衰えてくる。
でも、新しいものや便利なものが登場したことで、利用してやろうと自分で考えられる人がこれまで以上に力をつけていくに違いありません。
何事も初めから人に頼るのではなく、一旦自分で考えてみるのは大事なことですね。
女子高生社長、経営を学ぶの口コミ
女子高生社長、経営を学ぶのツイッターでの評判です。
女子高生社長、経営を学ぶ読破!
Amazonのレビューを見た時、そんなにひどい本なのか?と、読むの躊躇したけど…
とても良い本だった!
内容としては、経営者の心得とかが主だったかな?わかりやすく、本当に勉強になりました。
椎木さん、これからも頑張ってください!良い本をありがとう。 pic.twitter.com/9VhzaTIvfC— はるさん (@spring____no) 2017年10月15日
法人設立のことを1番リアリティ持って書いてあると思った本は実は椎木里佳さんの『女子高生社長、経営を学ぶ』。この本だと上場社長の椎木パパは行政書士に丸投げして設立し、椎木里佳氏は自分で大変な思いして設立手続きしてるのだけど苦労の様子がバシッと伝わって来る。 #起業QA pic.twitter.com/fS0c8N0DcF
— 木下 慶彦 (Max) (@kinoshitay) 2017年9月17日
椎木里佳さんの「女子高生社長、経営を学ぶ」を読ませていただいた。
起業することに対し難しく金のかかる事だというイメージが大きく変わった。
さらに若いうちの起業はリスクが少なく成功しようがしまいがメリットだらけであることを学んだ。
— なかやん@ブロガーになりかけ (@sarufa0614) 2017年7月17日
「女子高生社長、経営を学ぶ」
高校三年生でこんな考えできるってすごいって思いました。まず行動ですね。
当たって砕けます。そして学んでまた砕けます。その繰り返しですね。— あでぃ (@adidashzwrwz) 2017年5月17日
リアルJKもご愛読の模様。
仙石線。反対側の席。リアル女子高生が真剣に「女子高生社長、経営を学ぶ」を読んでる。スゲ〜な。
— OGAWA Naoya (@Ougaaaa) 2017年4月19日
女子高生社長、経営を学ぶ 椎木里佳 椎木隆太
久々に経営の本読みました!!
一歩を踏み出す勇気。これって本当に大変だと思う。学生時代もなんか後ろ指差されてたな。嫌なこと思い出した
だけど、一歩踏み出したからこそできることあるよね。 pic.twitter.com/ui8IoabTMJ— はやひろちゃん (@TZBfIvb06EsNFH0) 2016年10月17日
「女子高生社長、経営を学ぶ」は酷評と噂に聞いていたのですが、意外と評判は良いみたいですね。
口コミでは、やはり若い人が刺激を受けそうな本だなと感じましたね。
まとめ
起業を考えてる人。大学生のような就職前の人。20代。これから何か挑戦しようという人の背中を押してくれる本だなと感じました。
また、今現在の若い社会人もオススメです。
現状のままではなくて、何か新しいことにチャレンジしなければなという新しい発想が見えくるような実感をすると思います。
椎木里佳さん自体が若いので、やはり特にこれから何かチャレンジしたいと思っているけど、不安があって前に進めないという人に一番向いている本ではないかと思います。
是非、読んでみてはいかがでしょう!
女子高生社長、経営を学ぶ | ||||
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