あなたは人間関係で悩んでいないだろうか?
世の中の大半のトラブルのほとんどは人間関係が発端でおきているというくらい人間関係というものは非常大事なものです。
特に、こじれると厄介な問題に発展しやすい仕事関係は非常にデリケートな問題でしょう。
それを解決する方法や予防策は様々あると思いますが、その中でも1つの案として僕がオススメする考え方としては「グッドマンの法則」というものです。
グッドマンの法則とはクレーム対処の考え方として知れ渡っていますが、そのクレーム対処用の法則から私たちの普段の人間関係改善まで包括的にカバーしてくれるものだと思います。
それでは今回は本来クレーム対処の考え方としてのグッドマンの法則をどのように活用すれば仕事関係のトラブル改善や予防にうまく対処することができるのかというお話をご紹介してきます。
グッドマンの法則とは
そもそも、グッドマンの法則をご存じない方のために軽くご紹介します。
グッドマンの法則とはクレーム対処に関して、以下の3つの法則のことを言います。
- 不満を企業に直接伝えてクレーム対処に満足したユーザーは、不満を表明しなかったユーザーよりもリピート率が高くなる
- ユーザーのネガティブな体験はポジティブな体験より、2〜4倍口コミのインパクトが強い(クレーム対処に不満を感じさせたら企業にとって大ダメージ)
- 良い情報のみを発信し続けるよりも、良い情報も悪い情報もありのままに情報発信した方が、ユーザーが企業をより信頼し、良い口コミを拡散しやすくなる
クレームはいくら気をつけていても発生してしまうもの。
もちろんクレーム発生はなくすように努めるべきではありますが、一方でクレーム対処を感動的なものにしようと努力するこも企業としては利益アップに繋がっていくという考え方がグッドマンの法則です。
このグッドマンの法則をどうやって普段の人間関係で役立てられるようになるのかを考察したので、お役立ていただければと思います!
仕事の人間関係でグッドマンの法則を利用する考え方
人生において、おそらく人生の中で1番長い時間関わってくるであろう仕事。
その仕事の人間関係をより良いものができれば、人生の満足度は当たり前ですが上がってくるはずです。
職場の人間関係でよくある問題というのは、例えばミスをした時の原因等をうまく説明できないことで自分の仕事の評価が下がってしまうことや、ミスなど良くない報告が迅速にできなかったりがあると思います。
まずグッドマンの法則の1について仕事で使える考え方としては、仕事のミスはどうしても起こることなので、しょうがない。そうではなくてミスしたのだったら原因と対策を明確に伝えるなどしてミスしたことに対する真摯な姿勢に満足してもらうように動いていくことです。そうすることで、上司に満足感を与えるようにすることで信頼感をよりアップさせる可能性が高まります
また、グッドマンの法則の2について使える考え方としてはミスをした時の改善点を説明するまでの流れで何か不満を上司に感じさせてしまうと、より不信感を抱かせてしまい、それ以降自分のことをネガティブな目で見られてしまう
という点が非常に問題です。
こうなると何をしてもミスをしたやつという印象が付きまとい、良い行いも素直に良い評価として受け止めてもらえない可能性が高まります。
1つ気になることがあると、全てのことが気になってしまう心理です。
ミスの発生は社内的な範囲で話すと上司側にとってみれば、クレームに近い話になるので、その上司の不満を対処するという意味ではグッドマンの法則が当てはまるでしょう。
つまり、ミスの後の改善フローは上司を満足させることそ、職場の人間関係を円滑にさせるポイントであるとグッドマンの法則から学べます。
そしてグッドマンの法則の3について職場の人間関係で使える考え方として、ミスの報告こそ迅速に行ったり、自分の仕事のうまくいっていない部分を相談するなどして素直に状況を報告することで信頼感を高められる
ということが言えるでしょう。
順調に仕事をこなしているという印象を周りにアピールすることはとても良いことですが、そんな完璧人間はいなく、上司もそんなことはわかっています。
ミスをしてしまうというある意味人間らしい部分を表現した方が、かえって信頼度が高まるとも言えます。
1番良くないのが失敗を引きずって目の前の仕事に熱心に取り組めなくなることが問題なのです。そうなるとますますミスが発生しやすいメンタルに陥ります。
だからこそ失敗を根に持つのではなく、解決のために動くという目的思考が必要なのかなとグッドマンの法則から学べますね。