長距離、マラソン。走行距離を伸ばすことが記録向上に役立たない本当の理由とは?

マラソンなどの長距離に練習を励んでいる方は自分の走行距離をどのくらい気にしていますか?

「やばい、今月全然走り込みたりてないや」とか「今月●●キロ走り込んだわ〜」など

長距離を速く走る上でよく見られがちなのが走行距離をむやみやたらに伸ばそうとする 選手がいることです。

でも実はマラソンなどの長距離では長い距離を走りすぎることはあまり意味がないということがあります。

今回はそんな長距離種目と走行距離の関係性について「果たして意味があるのか?」という部分をご紹介していきたいと思います。

疲労が溜まった状態で練習することはリスクが高い

長距離で走り込みをしすぎることはケガの確率が上がり 、シーズンを棒に振るう可能性があります。

また、陸上競技というのは競技の結果が数字で明確に表せられる分、非常にデリケートなスポーツです。

なので、練習でも体のコンディションを100%以上の状態にしておかないと本番でも100%以上の力を発揮できません。

疲労回復度合いが常に中途半端のままで練習していてはいつまでたっても100%以上で練習できないし、本番でも練習の成果が発揮できずに悔しい思いをすることになる。

何よりケガのリスクが非常に高い

記録が伸び悩んでいるのなら、練習しすぎではないかと、一度自分自身を疑ってみてほしい。そしたら、何をすべきか義明確に分かるはずです。

マラソンや長距離は疲労から回復することを重視すべき

マラソンなどの長距離種目の練習は非常につらくて疲労がたまります。

よく陥りがちな間違いとして、練習すればするほど記録向上に役立つと思っていることです。

これは練習の意味を完全にわかっていない証拠とも言い換えられるかもしれません。

コーチにただひたすら練習メニューを与えられて、それをらだこなすだけの選手の場合は余計気をつけましょう。

さもないと、自分の大事な競技人生を台無しにしてしまっているかもしれないのです。

大事なのはいかに早く疲労回復し、次の練習に向けて万全のコンディションで挑めるか

別にコーチの存在を全面否定しているのではありません。

コーチも人間なので、競技力向上に役立たない練習をさせてしまうことだってあるし、ついつい練習量の多すぎるメニューを課せてしまうことだってあります。

そこを自分で見極めて意見をぶつけ合う関係性こそが大事です。

何も初めから完璧に自分にフィットする練習を掘り当てることなど難しいことです。

だからこそ、コーチ任せにせずに自分自信で伸びる練習を見極められる質の高いトレーニングを積んでいけられるようにしましょう。

マラソンでオーバートレーニングは絶対しない元公務員ランナー川内選手

ここまで、いかに疲労回復して練習に取り組むことが重要かをご紹介してきました。

疲労回復がいかに大事かを体現しているマラソンランナーといえば、元公務員ランナーの川内選手です。

彼の練習のモットーは試合で練習をすることです。

長距離が速くなるためには、本番の経験をいかに積むかが重要と考えているからだと思います。だから川内選手は一年で通常の選手よりも多くのマラソン大会に出場しているのです。

川内選手は本番に力を発揮するために普段の練習はオーバーにせず、本番に重きを置きます。

そして本番にしかわからない駆け引きなどの精神的なトレーニングという意味も含めた実践的なテクニックをマラソン本番で経験値を積んでいくという考え方の選手なのだと感じます。

川内選手の練習について気になった方は「〔疲労回復する大切さ〕公務員ランナー川内優輝選手の速さは、マラソンレースで鍛える練習方法にあった?!」の記事で詳しく書いているので、ぜひ。

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