今の若者はググらない。受け身ユーザーへのSNS広告戦略とは?

広告運用者にとって広告から成果を上げるためにどんな方法があるか日々模索し、学んでいるこだと思います。

そんな中で、コンバージョン最大化のためにどんな広告媒体を選ぶべきか? というようなことが仕事上の悩みどころでしょう。

筆者自身もそうです。たまにそれで焦りますよ。えぇ。

そういった悩みを解消するためにはユーザーの動向、ターゲット市場の動向を観察 することはひとつヒントになり得ることですよね。

これまでは、いわゆる「ググる」ということがネットユーザーの行動 として主流(特に若い層)でしたね。

ですが、実はこれからの情報収集は「時間効率 」がテーマになりそうなんです。

それは一体どういうことなのか?

なぜそうなったのか?の時代背景や、これからのネットユーザーの情報収集はどういう形に変化していくのか?について考えていくことで、マーケターの仕事に活かしていただきたいと思います!

【ググらない理由】現代人は忙しい。ゆえに情報収集スタイルが受け身

今の10代や20代を中心とした若者は実はググることが少なくなっているという状況があるようです。

今までは、やはり「ググる」という言葉が流行ったように検索エンジンを使って知りたい情報を入手するというユーザーが多かったです。

でも、今はSNSが数年前から流行り出したことで、自分にとってマッチする情報を提供してくれる媒体をチェックする人が増えていったんです。

インフルエンサー
芸能人、著名人など影響力のある人。

で、現代ではそうした媒体に自分の知りたい情報をキュレーションしてくれるインフルエンサーや企業などの発信力、影響力が拡大していきましたよね。

つまり、ググらなくてもユーザーは日常的に自分の欲しい情報を受け身状態で取得できるようになったということです。

これがネットユーザーを受け身にした主な理由というわけです。

そして、人々のライフスタイルの変化も影響しているのではないかという見方もできます。

例えば女性の社会進出が進んだことで子供の世話をしながら家事をし、仕事もしなければいけないということで家事や自炊など、そのあたりでより時間効率の必要性に迫られたことも要因としてあるかもしれないですよね。

例えばですがインパルスの堤下がYouTubeで堤下食堂というチャンネルをやっていることをご存知でしょうか?

堤下さんは実は料理上手なんです。そんな堤下さんが腕を振るって家庭向けに簡単な料理を実際に作って紹介するというコンセプトがあります。

その視聴者の中には主婦がこんな興味深い行動をとっているといいます。

堤下さんの料理動画は決まった曜日にその日の17時に動画を更新するという方針がそうです。

ある主婦は習慣的にその動画を見た上で今晩の献立を決めるということをやっている人がいます。

もう堤下食堂が生活の一部にハマり込んでいる状態です。うまいマーケティングですね。すごい。

便利は当たり前。不便を知らない若年層にとっての「便利」の定義とは?

今のミレニアル世代は特にそうですが、割と人生の早い段階でインターネットの恩恵を受けている世代です。

ミレニアル世代
パソコンやスマホなどITの普及で身近にインターネットがある環境の中で育った世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人のことを指す場合が多い

なのですでに物心ついた時から割と情報収集には困らず、いつもそばにはGoogleがいて、情報収集に不便を感じない世代でもあります。

つまり検索するという便利さに慣れていて、むしろそれに飽きてしまっていると捉えることもできます。

ではそんな若者の情報収集における便利さとは一体何なのでしょうか?

それは先にも少し触れたインフルエンサーや企業、キュレーションサイトなどです。

自分の好みの情報を発信してくれるインフルエンサーをチェックするんです。

InstagramTwitterYouTubeなど他にも様々ありますが、それらをまとめでフォローしておくことでわざわざ検索という行為を挟まなくても画面を眺めていれば欲しい情報にたどり着くというプロセスを好むようになったんです。

例えば筆者として個人的には仕事柄、広告関連の情報収集をすることが多く、以前までは自分でググって情報を探していたのが、自分のお目当ての情報を発信してくれるブログやビジネス系YouTuberなどをフォローするようになりました。

そうすることで以前より「ググる」ということをしなくなっています。

このようにして昔よりもわれわれは情報収集を受け身でありながらも、それを実現できる環境になっているということなんです。

より怠けるというか、便利のレベルが高くなっているように感じます。

流行ってる時短ビジネスから学ぶ、SNS広告の可能性

みなさん「ラッキンコーヒー」を知っているでしょうか?

2018年に中国で創業され、わずか1年で2000店舗を達成し、現在全世界に4500店舗以上拡大している急成長のコーヒー屋さんです。

1999年に中国に進出したあのスターバックスよりも出店スピードが早いとのこと。

ではなぜラッキンコーヒーはそんなに急成長できるのか?それは「時間効率」というのがキーワードになってきます。

ラッキンコーヒーはスマホで事前に欲しいコーヒーを注文しておいて、あとは近くのラッキンコーヒーに受け取りにいくという流れになっています。

空間を重んじるというスタバとは真逆ですね。

ラッキンコーヒーはスタバが大事にしている空間という概念をぶった切っています。

さっさと手軽にコーヒーを受け取れる仕組みで世に受け入れられ、急成長しているというわけです。

つまり先述した若年層ユーザーが自分に合った情報を求めてSNSに集まってきているという話と似ていますし、そこにうまくいく広告媒体の選び方という部分についてヒントが隠されています。

そうしたユーザーはコーヒーを手軽に入手するという時短を求めているように、ググるという時間も短縮したいわけです。

もっというと、家事や炊事の時間を短縮したい、作業効率化が捗る仕事術を知りたい、など時短についての情報としての需要が高まっていると予想できます。

別の話で言うと、食品業界に関しても同じような波が来ています。

例えば同じ魚や野菜でも丸ごと1つ購入して料理するより、魚の切り身であったり、カット野菜などを買った方が料理しやすいっていう観点で買い物する層が増えているとのこと。

以上を踏まえてググると言う行為はむしろ不便だと感じる人が増えているんだとも考えられます。

自分の欲しい情報を発信してくれるインフルエンサーがいるようなSNSを眺めている方がユーザーとしては便利だし、安心感もあるはずです。

このようにして以前より人が集まっているSNS広告を提案•活用しないということは広告マンとしてあるまじき行為だと個人的には考えてしまいます。

ぜひ自身の広告ビジネスのご参考にどうぞ!そらではお仕事いってらっしゃい!

参考
https://toyokeizai.net/articles/amp/335659?page=4

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