【ナイキのマーケティング】厚底ランシュ禁止騒動についてマーケティング的には大成功だった件

2019年10月、マラソンで世界記録が出たり(非公認だが)、日本でも好記録が出やすくなったりと、陸上長距離が注目されていますよね。

その話題の中心にいるのがナイキのランニングシューズ。

なぜこんなにも好記録が連発するのでしょうか?

もちろんナイキは昔からランニングシューズを作っていたので、たまたまと言うこともできますがそう偶然と考えるのは安易であると言わせてください。

何事にも理由は何かしら存在します。

今回のナイキのランニングシューズによる好記録連発の背景にはナイキの素晴らしいマーケティングにあった と筆者は考えます。

このブログはマーケティング系の情報発信に重きを置いています。

マーケターのキャリアアップに役立てられるよう今回はナイキのランニングシューズはなぜこんなにも好記録を連発できているのかをマーケティング的な視点で考えていきます。

【おさらい】なぜ厚底シューズ禁止は見送られたのか

さて、まずはおさらいとしてナイキの厚底ランニングシューズは一度「禁止になりそう」になりました。

これは世界陸連が厚底シューズ禁止令を出そうと考えていると考えている人が流したフェイクニュースに過ぎないのではないかと筆者としては考えるわけです。

なので世界陸連がそもそも厚底シューズを禁止しようとしていたという動きがあったことすらわからないのですがね笑

ただ、事実としてランニングシューズの厚さは4cmを超えるものは禁止になりましたね。

そもそもこの世の中にどこからが厚底でどこからが厚底じゃないかという定義すらなかったわけです。そういう意味で言うとランニングシューズにおける厚底の定義が決まったことで厚底シューズの禁止は実質的に行われたことになるとも言えます。

これからのランニングシューズ市場の動向はどうなっていくのか?

面白いデータがあります。下記表をご覧ください。これは箱根駅伝の参加選手が着用していたシューズブランドを年ごとに表したものです。


出典元:https://media.alpen-group.jp/media/detail/running_200103_01.html

上記を見ると、驚くことにナイキのランニングシューズが年々着用シェアを伸ばしていることがわかりますね。2019年(ナイキシェア41.3%)〜2020年(ナイキシェア84.7%)にかけては、なんと倍以上に着用率が上昇していることがわかります。

なにやら2017年(ナイキシェア17.1%)〜2018年(ナイキシェア27.6%)かにかけて伸びている傾向にあることがわかります。

この傾向を考えるとランニングシューズの市場シェアはナイキが勢いを増していることがわかりますね。

この要因としてはやはり厚底ランニングシューズの人気があります。
例えば、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ」というシューズであったり、また厚底シューズに関する新ルール発表後に発売された「アズーム アルファフライネクスト%」というモデルであったりと以前からナイキはシューズに対する厚底主義を貫き、それが実際のユーザーにも好評だったということです。

ただ、現在ではナイキがシェアを伸ばしてきてはいますが、今後厚底シューズの技術を模倣した商品開発が各ブランドでも続々と展開されると予想できます。

なのでナイキもうかうかしていられないでしょう。

実はこのナイキのランニングシューズのシェア成長率の背景にあるものとして、ナイキの行ったあるプロジェクトが大いに貢献していると筆者は考えてるんです。

Breaking2のプロジェクトから考えるナイキのマーケティング戦略

これまではランニングシューズの市場動向について考えていきましたね。

ナイキが厚底シューズの性能を世に知らしめるために他のブランドにはない独自のプロジェクトを始めたんです。

その名もBreaking2と呼ばれるものです。

筆者はこのプロジェクトがナイキシューズの人気のきっかけにもつながっていると考えているのです。

このプロジェクトは端的にいうと「アスリート、科学者、デザイナーを採用して人類の夢の境地であるマラソン2時間切りを目指していきましょう」という試みです。

マラソンの金メダル級の一流アスリートを採用し、選手たちに最高のコンディションで走ってもらうための給水ドリンク、そしてら一見重そうに見える厚底シューズの開発などがそこで行われていましらた。

このマラソン2時間切りというプロジェクトがシューズの技術的向上に貢献したことは言うまでもありませんね。

で、そのようにランナーであれば誰もが気になるようなことをプロジェクト化して話題性を作ることによって陸上長距離界において、注目が集まっていきました。

そして、それに魅せられた世界中のランナーたちがどんどんナイキのランニングシューズを利用するようになるわけですよ。

やはり、基本的には一流アスリートとというのは、その他大勢の選手たちにとっての鏡であり憧れなわけですね。

「一流選手たちが厚底シューズを履いているのなら自分も良い記録が出るはずだ」という構造ができるわけです。

とてもうまいマーケティングですよね。

ナイキ厚底シューズの人気のきっかけはインフルエンサーマーケティングである

一見そんなばかなと思われるかもしれませんが、このナイキの厚底シューズの人気の発端はインフルエンサーマーケティングと一緒だと筆者は考えます。

CMに芸能人を起用するイメージと構造は一緒です。

なぜかというと商品が人気になるためには、もちろんですがその商品を利用してもらえる人を増やさないといけません。

長距離ランナーの一流アスリートに自社シューズを履いてもらうことで、その選手に憧れるランナーたちに影響力を広めることができます。

結果的に自社シューズの流通につなげていくという流れです。

しかも「マラソン2時間切り」という人類の夢を応援したくない人なんていませんよね?

なので結論、このナイキ厚底シューズのマーケティングの成功の要となった要素についてキーワードでまとめるならば「業界的に影響力のある人の活用」「応援」の2つに集約されていると考えています。

いやー、美しい導線とすら感じますね。

マーケターとしてはめちゃくちゃ参考になる考え方ではないでしょうか?

今回の記事が役に立ったと感じてもらえれば幸いです!

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