マーケティングをやっているならGoogleという巨大IT企業のことを理解しておくことは非常に重要ですよね。
YouTubeは今まで自社の財務状況を非公開にしていた歴史がありました。
つまり売上高や利益額は秘密にして運営されていたんです。
が、今回2/4になんとYouTubeの年間売上が1兆6000億円 であることを初めて公開したというニュースが話題になりましたね。
まず、YouTubeの組織構造がよくわからないという人に解説した方が分かりやすいと思うので説明していこうと思います。
目次
YouTubeはGoogleの配下。YouTubeの組織的な立場を解説
意外と知らない人が多いと思いますが、実は Googleは組織的には子会社なんです。
みんながGoogle Googleと言っている企業はアルファベットという企業の傘下 となっています。
そして、YouTubeというのは現在Googleの下の組織として運営 されているという構造になっているんです。
図にすると下記のようなイメージ。
出典元:http://tech.sina.com.cn/zl/post/detail/i/2016-02-24/pid_8503287.htm
図からもわかるとおり、アルファベットというのはGoogleやその他事業を束ねる目的の企業としての立ち位置というわけです
そして、ご存じGoogleは世界的企業として有名ですよね。
なぜ有名かって?
全ては売上規模で説明がつきます。
売上が大きいということはそれだけ世の中に受け入れられているということです。当たり前ですね。
今回はYouTubeの話なのでYouTubeに関する売上規模の話をしたいと思います。
YouTubeの売上規模はやはりヤバかった
ついに本邦初公開となったYouTubeの売上高てすが、ヤバイです。
どうヤバイかというと、まずYouTubeの売上規模はアルファベットの約9%を占めることです。
今回公開されたYouTubeの売上高は広告からの収益のみ(YouTubeプレミアムというサブスクリプションは入っていない)となっているので、その他にYouTube上での売上が存在しているわけです。
具体的にはYouTubeプレミアムというサービスからの売上なんです。
YouTubeプレミアムの売上高は20億ドル(約2,200億円)という話も出ていましたから、YouTubeとしてしての売上高は合計1兆8200億円ということがわかりますね。
ちなみにこの1兆8200億円という売上はGoogleの親会社である アルファベットの全体売上(17兆6000億円)のうち約9% になります。かなり主力事業
やばいね。
ちなみに17兆6000億円というのは日本の国家予算約100兆円(一般会計)の17% にものぼります。
ヤヴァい。
なぜYouTubeは売上公開するに至ったのか?
YouTubeは2006年にGoogleに買収されているわけですが、売上高公開はもんろんこれまで一度もありませんでした。つまり売上高を14何間も秘密にし続けていたわけです。
なぜこのような経緯に至ったのか?理由はYouTubeの最高財務責任者、ルース・ポラット氏はこういいます。
「我々のビジネスと将来の機会をより深く理解してもらうため 」。そう語っています。
時代背景的に透明性のある企業が信頼性を高め、競争力を伸ばしていくといったケースが最近増えてきました。
例えばエバーレーンというアパレルメーカーは商品別に原価率を公表しています。
こうしたアピールが信頼性につながり、成功へと導く一つの要因となってくるわけです。
Googleもこういった透明性が求められるという時代に合わせた判断だったのかもしれません。
ウェブマーケターならGAFA関連ニュースに興味を持つべき
Googleのよう世の中に影響力を与えるようなGAFA(Google、Apple、FaceBook、Amazon)の動向を知ることは最終的に自分に影響してくると考えています。
なぜなら、筆者のようなウェブに携わる気合いの多い仕事をしている人間はGoogleをはじめとするGAFAのサービスの上で仕事が成り立っていると言っても過言ではありませんよね。
何かわからなければググったり、FaceBookでビジネスのつながりを増やしたりなど、他にも様々な恩恵を受けています。
こういった恩恵を受けているものの動きを知ることは自分たちの仕事にもゆくゆくは影響してきます。
例えば、Google広告に携わる仕事をしている人であればGoogleのアップデート情報のキャッチアップをいかに迅速に行って、それをマーケティング施策に反映していくというプロセスを踏むことで成果がだいぶ変わる可能性がありますね。
それらの各媒体のアップデートに関心を持つことで将来への自分の立ち回りだったり、将来なりたい自分の方向性をより明確にできるきっかけになるかもしれないのです。