先日、やる気を上げるための記事を書きました。今日は日常生活の中でよくありがちなやる気をなくす環境についてお話していこうと思います。
具体的には「失敗を恐れやすい環境はやる気を下げる」という部分に焦点を絞ってお伝えします。これはスポーツの指導者、職場の上司というような下を育てる立場の人たちがやってしまいがちなことです。
失敗を恐れると人は行動できなくなる
以前書いた記事で、スポーツや仕事でやる気を上げるには「
ちょうどいい目標を設定するのが一番」とお伝えしました。
しかし、人はちょうどいい目標があったとしてもやる気が上がるとは限りません。目標を達成るために不安が大きすぎると行動できないものです。
これはやる気(達成動機)がないのではなく、不安が大きすぎて行動できないといった方が正しいのかもしれません。
やる気は目標があるからこそ湧きあがってくるものです。その目標を向かう過程で失敗を恐れるというような不安がありすぎるとせっかくのやる気も無くなってしまします。
みなさんはこんな経験はないでしょうか?
社会人1年目。新入社員のころは電話対応の研修がありました。でも電話対応の経験なんて今までない。不安な気持ちになりますよね。
その時の気持ちはやる気があるのだけど、上手くしゃべれず、怒られないだろうか、失望されないだろうかというような不安があったのではないでしょうか。
僕もそうでした。
これはまさに失敗を恐れて電話するという行動が苦しい瞬間でした。
人は失敗を恐れると行動がしづらくなります。もしくは行動を止めてしまうこともあります。
失敗してもいい環境づくりがやる気を上げる
失敗を恐れる気持ちがやる気をなくさせることは分かったと思います。
では失敗を恐れないためには一体どうしたらいいのか。それは「失敗を認めてもらえる環境」作りです。それであれば失敗を気にせずにいられるはずです。
やる気(達成動機)も上がり、行動しやすくなります。
学生時代においては授業で手を挙げて発言をするということも、管理人はなかなかできないタイプでした。
発言したいけれどできない。間違ったらどうしよう。馬鹿にされないだろうか、笑われないだろうかという失敗への恐れがありました。
そうではなくて間違っても馬鹿にされない、笑われない。そういう環境ならばきっと発言もしやすかったでしょう。
スポーツ分野であれば失敗への恐れが顕著にやる気へ影響してくるでしょう。
失敗しても大丈夫。次もまたチャンスがある。 というように失敗することへの恐怖感を取り除くことがポイントです。
これを読んでいる方が指導者の立場であれば教え子に失敗への許容範囲をなるべく広くみておいてください。「もう後がないだ…」 と切羽詰まる感情を抱かせたならば、指導者失格だと考えてください。
