あなたは自分に自信を持っていますか?
仕事で失敗するのが怖くてなかなか新しいことに挑戦できない。または自分のやっていることに自信が持てないなど、様々な理由で自信を持てずに仕事をしている人がいると思います。
実は成長、目標を達成したかったら根拠がなくても良いから、とりあえず自信を持って挑戦するという考え方が目標を達成しやすくさせる上で大切だということが分かっています。
今回はそんな自信のつけ方を心理学的な観点から考察して、自己成長につなげるにはどうすれば良いか?というお話をしていきたいと思います。
目次
自己効力感って?
それでは早速、自己効力感について解説していきます。
まず自己効力感ってなに?という人のために説明したいと思います。
自己効力感というのは、平たく言えば「やればできる」の考えです。
自分を信じる力をどれだけ持っているかいないかで、仕事への積極性も変わり、目標達成のしやすさも変わっていくのです。
自分を信じることで何事にも恐れをなすことなく、目標達成につながる行動を取りやすくなるので成長しやすいというわけです。
だから自己効力感というのは仕事をする上で大事な考え方になります。
自己効力感を高めるには問題の大きさを意識することが大事
先ほど、自己効力感とは「やればできる」という考えであると言いました。
しかし、実は厳密にいうとこの表現は間違っていることがあります。
理由は「やればできる」という自己効力感の考え方で自己成長につなげるためには、立ちはだかる壁を意識している必要があるからです。
やればできるはやればできるでも、その障壁の大きさを意識できていないと意味がないのです。
よく「やればできるっしょ」みたいな人がいますよね。「簡単にできる」と思って取り組む人のように問題の大きさを意識できていない考え方は自己効力感を高められません。
やる気を高め、目的を達成するための自信をつけるには簡単にできるようになると思ってはいけません。
そうではなくて「どんな困難・障害があろうともできる!」という自信のことを自己効力感です。
ちゃんと立ちはだかる障壁と向き合うことが大事で、障害かっら逃げている場合はのんの意味もありません。それは自己効力にはなっていないのです。
自己効力感を高めるためのステップ
では次に実際に自己効力感を高めるためのステップをご紹介するので、まずは下記をご覧ください。
- 叶えたい目標を書いてください
- 目標を思い浮かべたらそれまでの立ちはだかる障害を3つ書いてください。
- 障害を書いたら、それでも達成したい理由を書く
(立ちはだかる壁障害の大きさを意識するために書きだす)
(自分の欲求+他者への貢献も入れるとモチベーションが続く。)
あなたも何か目標を立てようと思ったら、上記のステップを踏むことを意識することによって目標達成しやすくなる行動に繋がりやすくなります。
さらにこのステップを踏むと、レジリエンス(へこたれない力)も身につくようにもなります。
レジリエンスとは心が折れても立ち直る回復力のことでです。
ちなみに個人的な見解ではレジリエンスはブラック企業が好きそうな人材像として色々と利用されそうですので、そこは気をつけるべきところではあります。
自己効力テストを試して、自分の自己効力感を把握しよう
自己効力感を高めるためのエクササイズを把握したところで、次に自分の自己効力感がどのくらいあるかを把握してみましょう。
下記に自己効力テストというものを、ご用意しているので、ぜひ試して見みましょう。
やり方としては下記の質問に答えてください。それぞれの質問については1=自信ない、2=やや自信がない、3=やや自信がある、4=自信がある の4択で答えて、それらの数字を全部足してみてください。
- 一生懸命やれば問題は解決する
- 反対されても自分の欲しいものを手に入れるために自分の道を貫ける
- 目標を見失わず、ゴール達成するのは難しくない
- 予期せぬ出来事があっても対処することができる
- 才能に長けているので思いがけないことがあっても活路を見出せる
- 努力を惜しまなければ大体の問題は解決できる
- 将来を乗り越えられる能力があるので、ピンチがあってもへこたれない
- 問題に直面しても解決作をいくつも見つけられる
- 苦境に立たされても解決作が思いつく
- どんなことがあっても対処する自信がある
ちなみに、日本人の平均は29点となっています。
これらのテストの平均より自分の点数が低い場合はもっと自己効力感を上げるためのトレーニングをすることでもっと自分の能力を高めるきっかけになります。
自己効用力を高める3つの要素
自己効力テストが完了して、もし自分が平均点より低い場合は次にご紹介するワークを通して、自身の自己効力感を高めるためにトレーニングをしましょう。平均点以上の人でも、満点に近づけるためには自己効力感は高めていくべきです。
まず人間が自己効力感を高めて目標達成するには直接的達成経験が重要です。
直接的達成経験
問題を決めて忍耐力(乗り越えるという意味、乗り越えるために努力が必要)発揮して乗り越えた経験を思い出して見てください。あるいは想像して見てください。
直接的達成経験を考えるためにはポイントとして、問題を乗り越える最初の一歩になる問題を見つけましょう(ちょっと頑張れば乗り越えられそうな問題である事がポイント)。
例:職場が合わないから退職する。お菓子を我慢する。24時間までに寝る。etc…
上記を意識すると自己効用力が上がり、問題解決能力が上がったり、目標達成しやすくなります。
小さな壁でもいいから障害を乗り越えるっていう感覚が何より自己効力感をたかめるために大事なのです。
乗り越えるためにどのように忍耐力を発揮するか(人間は一箇所にしか忍耐力発揮できない、そして問題発生の結構手前で忍耐力発揮するのがポイント)を考えることも直接的達成経験として重要です。
例:アマゾンプライムビデオを見てしまい夜更かししちゃうということだったら、パソコン開かないとか
代理的経験
他の人の経験から学び自信を得るやり方です(ポイントは偉人はオススメしない。例えば投資だったらウォーレンバフェットとかあかん。境遇が似てる人がおすすめ)。
ポイントは誰から代理的経験を得るかを考えましょう。
基本的には身近な人がいいです。
上司や友達などです。
偉人から得る場合は、ストーリーがわかりやすい本とかがおすすめですが、できれば会えたら実際に会った方がやる気が高まり自己効力感を高めるにはなおよしです。
誰から得るかって難しいなっていう人は、「この人からどんな代理的経験替え得られるか」と考えてみると良いです。
この人からなにも学べないと思うような人でも、どこかしら自分にはない経験を持っていて、それが自分の学びになるはずです。
以上で自己効力感を高める方法を紹介していきました。
ぜひ今回の紹介した内容をためして、自己効力を高めて見てください。