陸上の日本選手権も終わり、いよいよリオデジャネイロ五輪に向けて選手たちの本格的な調整が行われていくことでしょう。
先日、ジャマイカのキングストンでジャマイカ選手権が行われました。同大会はリオ五輪の選考会も兼ねての開催です。
ジャマイカ選手権を優勝した選手はヨハン・ブレイク選手。9秒95で優勝しました。彼は以前から力を持っている選手でした。世界選手権でも優勝するほどです。
ボルト選手はなんと、決勝を棄権してしまいました。ボルト選手は準決勝を10秒04で通過したものの、決勝前にケガをしてしまったことが棄権した理由です。これでリオデジャネイロ五輪は絶望的かと思いきや、リオに向けてはしっかりと出場できることを表明しています。
ボルト選手が決勝を棄権した理由を考えてみよう
ボルト選手が棄権した理由は今年の今年のオリンピックにしっかりと調子を合わせるべく、大事に至る前に安静することを選んだのだと考えられます。ボルト選手は「伝説になる」という言葉をこれまでなんども口にしています。オリンピックでは2008年北京大会、2012年ロンドン大会の2連覇を達成しているボルト選手は、リオ五輪でも金メダルをとることに相当こだわっていると予想ができます。
五輪優勝選手のレベルであれば、ジャマイカ選手権の決勝を棄権したとしても、オリンピック派遣が許されるでしょう。それに、ボルト選手の今年のメインの目標はジャマイカ選手権の優勝ではなく、リオ五輪優勝でしょうから、決勝を棄権するという判断は当然のことかもしれません。
ボルト選手は今年8月21日で30歳になります。年齢もアスリートにとっては決して若いとは言えません。また、100mというシンプルかつ繊細な種目という特性を考慮すると、「無理をする、しない」をうまく見極めることが必要になってくる時期です。この30歳前後の時期に大きなケガをして、引退をする選手もよくいるものです。
ぜひ、無理をせずリオオリンピックを最高のコンディションで迎えて欲しいものです。
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