人って意外と考えているようで考えていない生き物と思いませんか?
例えば上司に「もっと考えてから行動しろ!」みたいに怒鳴られたとしますよね。
はいわかりました!という感じで、実際すぐに考えて行動できるようになるわけではないのです。
なぜかというと人間は多くの場合、自分の行動や発言は自分自身が持つ思考パターンによって動いているにすぎない から。
緊張する場面であればあるほど、人の思考は単純になってしまいやすくなり、そういう状況は余計に自分の思考スタイルに従って動いていきます。
考える間も無く
人と親密になりたいというコミュニケーションに関して、あれこれ考えるけど、結局どうすればいいかわからないという方のためにぜひ覚えておきたいのが、感謝することの重要性 を考えて欲しいというお話です。
それでは詳しく解説します。
感謝軽視バイアスにかかると相手に好かれない?
みなさん感謝軽視バイアスという言葉をご存知でしょうか?
昨日、メンタリストDaiGoさんのニコニコチャンネルの方をみていたら、感謝軽視バイアスについて面白い話をしていたのでご紹介します。
感謝軽視バイアスとは人間は相手に感謝することを、それほどコミュニケーションにおいて大きく役に立たないのではないかという思い込みのことを言います。
でも、本当は相手に感謝することは、相手からいい印象を感じさせてあげられる有効な手段です。
大概の人は感謝することはうざいんじゃないかとか、恩着せがましいとか思われてしまうんじゃないかなどと思い、感謝の影響力を過小評価してしまう のです。
これはもったいないことですね。
かくいう僕も、感謝することは相手にとって重いと思われるんじゃないかとビビってました。
結論、感謝することは非常に相手に影響力を与えることがわかっているので、感謝する習慣をつけることで、上司や気になる異性など、親しくなりたい人とより仲良くなれる確率を上げることができると言えます。
感謝軽視バイアスの心理実験
この感謝軽視バイアスのお話は、感謝の気持ちを綴った手紙を相手に送ると、どれだけ感謝されるかという心理実験が元々の話になります。
手紙を送った被験者は、感謝の気持ちを綴った手紙を相手が読んだら、どれだけ感謝の気持ちを表明するか事前に予想(ちなみに手紙の送り手は受け手がウザがるのではないかと思う人が多かった)してもらい、手紙を受け取った人はどれだけ感謝をするかを把握していくという実験です。
結果、実験に参加した手紙を受け取った人の全員が感謝の手紙に対して非常に大きな感謝と喜びを表したそうです。
つまり、相手に感謝することは相手と親しくなるためにもっとも手軽で非常に影響力の強い方法と言えるかもしれません。