マーケターであればクライアントに対して常にロジカルな戦略をもって提案をするという知識がないといけないですよね。
これからウェブ解析士になろうと考えている人にとっても同じことが言えます。
そこでまずは事業の成果に繋がる施策を考えるための出発点として「ビジネスを把握」するということが大事です!
それを確かめる方法の1つに「SWOT分析」があります。
マーケターであれば一度は耳にしたことがあるでしょう。
ですがイマイチ意味がわからない。意味がわかってたとしてもどう仕事に活かせばいいかわからないという人がいると思います。
今回はそんなSWOT分析の活用方法について悩んでいる人向けにわかりやすく紹介します!
目次
SWOT分析とは?
まずは概要から整理しましょう。
SWOT 分析とは自社を取り巻く環境を「内部環境」 と「外部環境」 の2つの視点によって把握する思考の型です。
内部環境で自社強みと弱みを把握、外部環境で好機と脅威を把握します。
そしてそれらを把握する目的としてはコントロールしづらい外部環境の中で自社の特徴をどう踏まえて活動していくことが好ましいかという今後の戦略の柱にすることなんです。
【内部環境の把握】強みと弱みを把握しよう
まずは内部環境の把握からはじめていきます。
理由は外部環境から把握してしまうと自社に関係ない要因も拾い集めちゃうっていうことが起きてくるんで、単純に作業の無駄が発生しやすくなってしまいからです。
ポイントとしては自社に影響していそうな外部環境 を考えた方が適切で効率的です。
なので内部環境から把握していくことでそのあとに自社に影響がありそうな外部環境の要因を検討しやすくなります。
自社の強みを把握
目標達成に貢献しそうな自社の強みを洗い出していきましょう。
例えば下記のような感じでブレストしていきます。
・ブランド知名度がある
・価格が安い
・リピーターが多い
・テクノロジーの活用がうまい
・SNSのフォロワーが多い
・社内の社員満足度が高い
自社の弱み把握
弱みの把握については目標達成を遠のかせてしまうような自社の弱みを洗い出しましょう。
例えば下記のような感じでブレストしていきます。
・リピーターが少ない
・ブランド知名度がない
・キャッシュが少ない
・キャッシュフローが悪い
・SNSアカウントを持っていない
・TIを活用して経営できていない
・残業が多い
【外部環境の把握】好機と脅威を把握しよう
内部環境を把握したら次に外部環境を確認して行きましょう。
自社が置かれてる立場が今後どのように変化して行きそうかという持続性を意識することがポイントです。
好機の把握
まず好機を把握していきましょう。
好機とは目標達成に向けて追い風になりそうな世の中の動向 をチェックしていくということです。
例えば居酒屋だったら下記のような要素をブレストしていきます。
・色んな業界でテクノロジーの活用が盛ん
・注文を取る時はタブレットが活用され始めている
・キャッシュレスという決済の選択肢の多様化
・SNSマーケティングが流行っている
脅威の把握
お次は脅威についてです。
脅威とは今後自社に悪い影響を及ぼしそうな敵となりそうなもの を考えていくという思考を巡らせるのがポイントです。
例えば以下のような例が挙げられます。
・コロナによる外出自粛
・テクノロジーの進化で人件費は削れるが、人間味が薄れて店のファンが減るんじゃないか?
・オンライン飲み会の流行
・宅飲みの流行
以上、それぞれ内部環境(強み・弱み)と外部環境(好機・脅威)の把握の仕方を紹介して行きました!
つまり、まとめると下記のように自社と自社の取り巻く環境がわかりました。
SWOT分析だけでは「状況」であり、戦略や戦術ではありません!
ではどういう考え方でSWOT分析の結果を戦略に生かしていくのかというと、次にクロスSWOT分析というフレームワークを使っていくんです。
クロスSWOT分析では実際に今回出来上がった分析をもとに戦略まで落とし込みます。
今回の記事はここまでになります。
そのやり方については今後の記事で紹介していますので、ぜひ楽しみにしていてください!