【画像あり】実写のようなCG女子高生「Saya」が目の前に!デジタルサイネージ(電子看板)の発展に貢献する「Saya」

CG映像は時が経つにつれてリアルになっていきますね。

去年、フリーのCGアーティスト石川晃之さんと、友香さん夫妻が作成した非常にリアルに作られたCG女子高生「Saya」がTwitterで話題になりました。

以前書いた記事「【CG】この女子高生CGだぜ?!実写にしか見えない人物画像(saya)がリアルすぎてヤバい」でもSayaを紹介しました。

その「Saya」が今回、慶応大学の杉浦一徳・准教授の手によって、別の形でさらにリアルになり、実用化に向けて進歩しています。

スポンサードリンク

まるで目の前にいるかのようなCG女子高生Saya

Sayaがネットで話題になって以降、デジタルサイネージと呼ばれる電子看板の研究を行っている慶応大学の杉浦一徳・准教授が目をつけました。
b1d6ee2c-s

杉浦一徳・准教授がSayaのリアルさを活用して、どういう研究を行っているのかを説明します。

一般的な電子看板といえば、よく観光客などを案内するために利用されています。杉浦准教授はその電子看板がただの機械ではなく、人に道案内してもらっているような感覚で利用できるようにしたいという思いがあります。

慶応大学日吉キャンパスにSayaを利用した電子看板の研究が行われています。研究室にあるシャープから提供された「8K」のテレビは幅180cmという巨大モニターです。その大きさでは等身大のSayaを映し出すことが可能です。
9cae0bb8-s
目の前に立つと、そこにはSayaの存在感のある映像が出力されます。

綺麗な肌質と髪のしなやかな質感、制服の生地の感じをリアルに再現されたCG美少女は、どこを眺めても実在しているようです。髪のなびく動きも非常にリアルだと言います。

目指すは「窓の向こうに本物の人間が立っているのか、CG映像を映しているのか区別がつかなくなるような表示を目指しています」と語る杉浦准教授。

Sayaの進化の先にはアーティストとしての成長と社会貢献

TelyukaとというCGアーティストして活動中の石川晃之さんと、友香さん夫妻は昨年10月に自主制作したCG作品「Saya」をTwitterに投稿。

すると「めちゃくちゃリアル」「凄いクオリティ」などという驚きの声が沢山あがりました。雑誌にも紹介されました。

テレビや広告などからSayaの使用依頼もありましたが、友香さん夫妻が申し出を受け入れたのが社会貢献のための依頼でした。
SayaのCG作成技術を活用して大学の研究や、機器メーカーに生かしてもらうことです。
TelyukaのCG作成方法は特殊です。普通は実写のようなリアルさを表現するには写真をはめ込んで作るのが一般的ですが、Telyukaは違います。手書きなのです。

 

あえて「手書き」でリアルを追求する理由

先ほどもお伝えしたように、より短時間でリアルを追求しようと思うと、写真を表面に貼り付けるイメージで作られます。

しかし、それだけでは繊細な女子高生の肌や服の繊維の感じを出すのには不十分であるとTelyukaさんは語っています。つまり、女子高生特有の肌質などを手書きで丹念に色を重ね合わせることが人間らしい質感を生み出すことにつながるということです。

制服にもTelyuka独自のこだわりがあります。

制服はよく見ると一つ一つの繊維が重なり合って作られてることは皆さんも知っていると思います。ソフトウエア上で何枚も制服のパーツを組み合わせリアルを表現していくというのです。

下のSayaの足元を見てください。

d25b501b-s

無地に見えるソックスも、よく見ると網目や表面の状態は複雑なものがあります。こちらも同じ手法で複数の繊維を重ね合わせるようなイメージで実在している存在感を再現します。

友香さんは「生身ではないCGだからこそ、表現できる人間の魅力もある。どこまで本物の人間に近づけていけばいいのか、試行錯誤しています」と、リアルさを追求していく中で、どのようにCGの良さを伝えていくかを模索しています。

これからのTelyukaの活動

Telyukaは2016年秋ごろに1~2分ほどのSayaをメインとした動画を作成予定。
実はその動画にはもう一人、女子高生を登場させる予定です。その女の子の特徴としてはSayaと正反対のイメージの女子高生を作成するつもりです。
また、その動画をもとにして、ゴーグルを装着して空間に二人の女子高生が存在しているかのような感覚を味わえる仮想現実動画(VR動画)の制作にも取り組むと言います。