たとえば案内型の検索クエリには次のようなものがあります。
そのため、次で示すような検索行動を繰り返すかもしれません。
1.[ピザ 宅配]
取引型クエリ:ピザを注文しようと思いピザ―ラの公式サイトをクリックし気に入ったピザがないかを見る。2.[ピザ メニュー]
情報収集型クエリ:ピザ―ラに気に入ったピザがなく、比較検討のために他のピザ屋のメニューを見る。ここでドミノ・ピザの公式サイトが上位表示していたので閲覧をすることに。3.[ドミノピザ クーポン]
案内型クエリ&取引型クエリ&情報収集型:安く注文したいと思い、「2.」でサイト中を見回したがクーポン情報のあるページにたどり着けなかった。なので検索エンジンに戻ってドミノピザのクーポン情報がないか確認したところ、クーポンを発見したのでドミノピザで注文することにした。
以上のようにユーザーの多くの検索行動は様々な種類の検索クエリが積み重なる場合が考えられます。ちなみに上の例は僕が実際に行った検索行動です。
ここで1つお伝えしたいことがあります。それは上記「3.」の下線部でも示した通り、1つの検索クエリに対して複数のクエリタイプを持つものが存在するということです。
これはビッグキーワードによくあることです。「3.」を解説すると[ドミノピザ クーポン]の検索で意図していたことは、まずドミノピザのサイトへ行ってクーポン情報がないかをチェックすることです。そして、もしあれば注文をしようという3つの欲求がこの検索クエリにはありました。
なので検索クエリには情報収集型、取引型、案内型の他に3つそれぞれ混在している検索クエリがあるということ覚えておいてください。
位置情報や場所的な意図を持った検索クエリ
よく飲食店や美容院などその他いろいろ、店舗を探すときに検索されることが多い検索クエリもあります。
たとえば、「ドトールコーヒー 五反田」「魚民 新宿」などがあります。
また、この場所を知りたい系のキーワードは暗黙的な意味合いを持つ場合もあります。
例えば「ドトールコーヒー」は自分の位置から一番近い店舗を探している意味合いが強い可能性があるからです。
そのことを考えると暗黙的な意図をもった検索クエリは検索している場所によって全く意味合いが変わっていくことがわかります。
例をあげると同じ「ドトールコーヒー」でも石川県と東京都とでそれぞれ検索された場合に、ユーザーの頭の中では石川県だったら石川県の、東京都だったら東京都の「ドトールコーヒー」探しているという欲求があるからです。
まとめ
これらの検索クエリをご紹介していったい何が言いたいのかというと、検索クエリの種類を知ることで検索エンジンの理解とユーザーの気持ちを理解しておくことが大切であるということです。そうすればそれに合わせたコンテンツ作りが容易になり、様々なキーワードで上位表示できる可能性が高まります。
Googleは近年、検索結果を出すにあたりただ単に検索キーワードのみに対して回答をするのではなくなってきています。なので検索クエリからユーザーの求めていることを汲み取り、コンテンツを作っていくことがこれからのサイト運営者には必要なスキルになってくるのです。
