ランニング中に音楽を聴くのは良い悪い?ランニング中の音楽のメリット・デメリットを徹底考察!

ランニング中になかなかモチベーションが上がらない人やすぐに疲労感を感じてうまく走れない。

そんな人がいると思います。

そんな人はランニングに音楽を取りれると、走ることが楽しく、やる気に満ちた状態で続けることができます。

筆者はランニングに音楽を取りれることは賛成派です。

なぜなら、ランニングと音楽の関係を調査した研究があるのですが、そういった部分を考えると、やはり音楽を聴きながらのランニングはメリットが大きいと個人的に考えるからです。

しかし、デメリットもあるので、今回はランニング中に音楽を聴くことについて、メリット・デメリットについてご紹介していきます。

ランニングに音楽をオススメしたい理由

ランニングと音楽は基本的にメリットが大きいと個人的に思っています。

これから、なぜランニング中に音楽を聴くことが良いのかという部分について触れていこうと思います。

苦しい場面でも、モチベーション高くランニングできる

人はランニングすると疲労を感じます。

疲労を感じると、やる気が低下し、ランニングを継続しにくくなることにつながる恐れがあるのです。

ランニングをただ続けていくだけではなく、なるべく高いやる気を持ちながら走り続けたいですよね?

そんな時に音楽を聴きながら走ることで、楽しい気分になったり、興奮する気持ちを持ちながらランニングできるので、下記のように疲労感を忘れさせてくれます。

楽しさ・興奮>疲労感

上記のように、意味合い的には疲労感を音楽で紛らわすという状態を作り上げることができ、実際にやる気に満ちた気持ちでランニングを継続しやすいのです。

走りにリズムをつくれる

音楽を聴きながら走ると、音楽に気を取られて自分の走りに集中できなくなるから聴きたくないという人がいますが、筆者の考えとしては逆に集中力を高めて走れると思っています。

なぜなら、最近の研究ではテンポの良い音楽を聴きながら走ると走りのパフォーマンスを上げてくれるという研究があるからです。

では、そのテンポの良いとは一体どういういう意味なのでしょうか?

音楽業界では演奏する際のテンポの単位として、BPM(1分間に刻むビート)と表しますが、ランニングにおいてもBPMはあてはまります。

ランニングではBPMのテンポを1分間の歩数として表します。

アメリカの雑誌ニューヨークタイムズによると、ランニングで最適なBPMとして147〜160BPMくらいが良いと紹介されています。

これはあくまで基準だと思うので、人によって最適なリズムは変わってくると思います。

そのため、自分が走りやすいと感じる好みのBPMを研究することが1番良いでしょう。

走りの効率が上がる

音楽はランニングのパフォーマンスを上げてくれる大事なものです。

理由としては音楽とランニングの関係を調べた研究によると、音楽を聴きながら走った方がそうでない場合と比べて呼吸が楽に感じ、辛さが軽減するという結果が得られています。

また、音楽によるランニングのパフォーマンスの影響度合いを調べた研究によると、音楽を聞いた方が酸素摂取量をより抑えられたことで、効率的な走りへ変化したという結果が得られました。

そして、走る距離に関しては音楽を聞かずに走る場合と比べ、音楽を聴きながら走った方が走る距離が伸びたという結果も得られました。

このようにして科学的な観点からも、音楽とランニングは良い影響を及ぼし、メリットが大きいことが言えます。

音楽を聴きながらランニングすることの注意点

これまでランニング中の音楽はおすすめであるということをお伝えしましたが、注意点ももちろんあります。

ランニングと音楽の関わり合いは筆者はおすすめしますが、万人受けするものでもないと思っているところがあります。

また、ランニングと音楽は科学的な調査においても好ましい結果をもたらすという伝え方をしましたが、結局のところ本人の好みの問題という部分もありますので、ランニングに音楽を使わないからといって、ランニングパフォーマンスが必ず落ちるとは限りません。

また目的も趣味で楽しむ目的であったり、記録を伸ばしたいなど人それぞれ。

結局はランニングのパフォーマンスは本人がどんな練習を積んできたかにかかっているという部分にご注意して読んでいただければと思います。

周りに注意する

走る場所にもよると思いますが、基本的にはランニングは一般的に市街地を走る人が多いと思います。

陸上競技場や周りに人が少ないエリアで走る場合は別だと思いますが、音楽を聴きながら市街地を走る場合は特に注意が必要です。

音楽を聴きながら走るということは周りの音がほぼシャットアウトされた状態。

防犯的にも交通的にも危険をはらんでいます。

社会人ランナーや、学生でも夏の暑い時期など涼しいタイミングを求めて夜間にランニングする際は視界も十分なコンディションではなくなります。

その状態で音楽を聴きながら走ることはやはり決して安全とは言えません。

なので、ランニングをする際はなるべく市街地を避けて競技場などの人気がなるべく少ない場所で行うことをお勧めします。

市街地でどうしても音楽を聴きながら走りたいというランナーは、周りの音が聞こえる程度まで音楽のボリュームを下げて快適にランニングできるようにしましょう。

走りながら考え事をしたい人はおすすめしない

人によってはランニング中が良いアイディアが生まれやすいタイミングだったり、考え事に集中したい時間だったりします。

そのようにしてそもそもの目的が考え事をするためにランニングをするのであれば、音楽を聴きながら走ることはもちろんお勧めしません。

ランニングの目的が記録向上やストレス発散の部類以外であれば、音楽とランニングはそぐわない組み合わせであると考えられます。

 

ランニング中の自分のコンディションが把握しづらい

特に記録向上をランニングの目的にしている人にとっては、音楽とランニングは負の側面もあります。

それは自分のコンディションを把握するための判断がしづらくなることです。

音楽を聴きながら走ることは、自分の息づかいや足音など、足が地面に設置する感覚など、音楽に集中していると、それらのランニングに必要な感覚を十分に感じ取れなくなる可能性があります。

ペースを上げていのか?下げないといけないのか?という判断が音楽を聴きながら走っているとわかりにくくなります。

自分が荒く息づかいになってないか?リズムがしっかりとれた走りになっているかということを一つ一つ確認しながら走りたい人にとっては、音楽は邪魔者になるでしょう。

まとめ

以上が音楽とランニングの関係をご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

音楽とランニングについてメリット・デメリットをそれぞれご紹介してきたと思いますが、あくまでも参考程度にしていただければと思います。

自分がどういう目的でランニングをするのかによって、自分にとって音楽はメリットになったりデメリットになるので、そもそも自分がランニングをする目的から考えると良いでしょう。

筆者はどちらかというと、もともと短距離や跳躍種目専門の陸上選手で、社会人になり、趣味的にランニングをするという目的になっていますので、音楽とランニングは非常に力になってくれることを実感している次第です。

ランニング時に聴く音楽のテンポが重要になってくるので、この記事を読み返して自分にあったランニング音楽を見つけてみてください。

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