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ホリエモン、鴨頭さんのビジネス展望について
ホリカモ対談イベントレポの内容として、前回記事ではコロナウィルスや日本の闇についてまとめていきました。
今回の記事では鴨頭さんとホリエモン氏の本業であるビジネスの話題に移ります。
オフレコのお話というか、まだ世間にお披露目されていない話やビジネスセンスありありのお話まで、個人的に眼球が500m程飛びそうな興味濃い内容ばかりでした。
それでは早速いってみましょう!
ホリエモンが構想する新たなメディアの形とは?
まず、ホリエモンのビジネスアイディアについてですが、大人向けのNetflix作ることを検討してるそうです。
Netflixをイメージしているようなので、基本はサブススクリプションのビジネスモデルが主軸になるということ。
モノやサービスを買うのではなく、使用権を借りて月額など一定期間に応じて料金を支払う方式の商売
テレビにはできない真実を報道するような動画など、既存のテレビではとてもじゃないけど報道できない大人向けコンテンツをまずはメインでつくりたいという。
価格帯については大人向けだから月額1,000円〜2,000円とか少し高めの設定を検討中と。
また単純にサブスクのみの単体のビジネスモデルではなく、イメージとしてはKindleアンリミテッドみたいな仕組みも加えることでより収益向上を狙うっぽいですね。
なぜそのようなことを考えてるのかというと、ホリエモンは以前に講談社の現社長である野間さんとお話する機会があったそうで、その話の中でKindleでよく儲かってるのはグラビア らしいんです。
グラビアも大人向けという意味でいえばイケるのではないかと考えたのでしょう。
売れないグラビアもKindleのデジタルであればけっこう売れるらしいですよ。
で、そのグラビア写真集に関わった写真家に対してもフィーが発生するとのこと。
例えば篠山紀信とかがっぽり儲けてるとか儲けてるとか。
日本にチップ文化を!チップ文化がないのは世界で6カ国。うち1つが日本
みなさんチップ文化がない国が世界で6ヶ国しかないって知ってましたか?そのうちの1つが日本。
チップ文化というのは日本じゃ馴染みがないので違和感がかなりある人が多いと思います。
ですがそういった社会であるからこそ、人に与えることを厭わないサービスパーソンにとって不利な状況が起きてしまっている んです。
例えば、お客様と直に接している接客業の人は顧客に対して素晴らしい対応をしているのにもかかわらず、そう言った人の稼ぎは基本的にあまり高い方ではありません。
でも、質の高い接客をしている人が飲食業界だったりアパレル業界などを支えているのは確かですよね。
日本社会の問題点の1つとして素晴らしいサービスがどれだけ貢献してるか可視化されてないし、稼ぎとして反映されないことはおかしいものです。
ホリエモンと鴨頭さんはそのことに対してとても疑問を感じているようで、それを是正するたに「株式会社チップ」を立ち上げます 。
日本にチップ文化を広める という使命のために。
※実際にイベント会場で配られたチップのサンプル
非常に面白そうですよね。
株式会社チップはホリエモンの一部出資を受け、役員に就任してもらうという体制みたいです。
でもチップなんて本当に広まるの?と疑問に思っている人はよくよく考えてみてください。日本にもチップと似たような文化というか仕組みは存在してますよね。
日本にはチップ文化はないにせよ、SHOWROOMやYouTubeの投げ銭が考え方としては存在していたと言えるかもしれません。
それは日本ではインターネット上で行われていましたが、いわゆる海外のように飲食などで良い接客をしてもらったらいくらかチップを渡すという文化を広めるんです。
そうしたチップ文化が日本に根づけば、サービスパーソンが職場の上司より給料を多くもらうみたいな時代来る可能性が高いです。
ホリエモンの体験談ですが海外へ行くとチップだけで日本円にして数万円の価値稼いでたりとかするらしいです。
でも日本はチップ文化がないのでいくら良い接客をしても稼げないみたいな現状があるわけです。
既存商品や既存ビジネスの再発明の偉大な可能性
椅子を作りたいらしいです(どんな椅子かはメモし忘れましたすみません)。
いってみれば椅子の再発明。
当たり前をアップデートできるものが世の中でかなりあると。
よく良いアイディアが出ないのは時間がないからとか聞いたことはないでしょうか?
世の中の人の大半が全然マインドフルじゃないから、そう言った当たり前の中にチャンスが潜んでることに全く気付かないのだということです。
ワインのサブスクリプションやるらしい
月額2万とか。
ホリエモン的一案として、いきなりステーキのようにランキングシステムを導入してみたいとのこと。
どういうことかというと、いきなりステーキって「肉マイレージ」と言って、任意で登録したお客さんの食べたお肉の量(何グラム食べたか)をランキングでまとめてそれを公開しています(下記参照)。
そうすることでお客さん同士の中で競争になってより利用されると言う形です。
つまりホリエモンはワインのサブスクでこれを狙っているわけです。
【ホリエモンプロデュース】1万円のラーメンが生み出す価値
ホリエモン氏の話を聞いてると、本当になんでもやってるなと思わされます。
ホント勇気をもらえるなーって思います。
飲食業のレッドオーシャン加減を一切感じさせないホリエモンノプロシュース力ですが、そのアイディアがラーメンにも及ぶとは。
ラーメン二郎にインスパイヤされた「WAGYUJIRO」というお店があります。なんと1万円のラーメンを提供してるんです!
1杯1万円!?最高級二郎系ラーメン「和牛二郎」を堀江貴文がWAGYUMAFIAでプロデュース!
経営的な視点で見ると、「その値段は流石にたがすぎでは…」「お店の経営大丈夫?」となると思いますが、これが普通にうまくやってるらしいんです。
これでうまくやっていけるとかもうラーメン業界の革命ですよね。
普通はラーメンっていうのは汗水垂らして大量に売って、その努力が厨房の汚さと相まって逆にそれがお店としても味が出るみたいな。
でもWAGYUJIROは格が違います。
とうのも、なんと驚いたことに営業時間1時間なんです。
ちょっと計算しましょう。例えばですが、「1日40杯×30営業日だとしたら、1200万円の売り上げで十分に利益出そうです。
1日1時間だけだったらいろんなことができますよね。
たとえば店内掃除して綺麗なラーメン屋を維持できるし、従業員は空いた時間で副業もしやすいしと自由です。
値下げなんて馬鹿馬鹿らしくなりますね。コンセプトを変えれば値上げ以上の価値が出るとう感じでしょうか。
ホリエモンとAmazonのビジネス構造
アマゾンの無人システムは近い将来、外部販売するとのこと。
それを使ってホリエモンはコンビニまず作りらしいらしいです。
ホリエモンからしたらコンビニは今けっこういろいろ終わってると。
捏ねないパン屋さんがブルーオーシャンな理由
パン屋になる人は基本パン好き。だがらパンこねちゃう。誰も求めてないのにとホリエモンは指摘しました。
パンっていうのは捏ねる作業が手間で時間がかかるイメージですが、実はパンは捏ねずに冷凍というプロセスに変えるだけで、より早く大量に最小限の作業で作れるみたいです。
なのでパン屋を開業するなら捏ねるパンよりも冷凍パンの方があまり人を雇わず生産できますから、低コストで大量生産可能になるので儲けやすくなると言うロジックです。
競合相手がいない市場。ビジネスチャンスの多い美味しい分野
日本のメーカーと海外メーカーの違い
日本企業が提供する価値と海外企業が提供する価値について根本的な違いがあることを指摘していました。
ホリエモンがたとえ話で出した話題が、まず日本の電子レンジメーカー。
日本さんの電子レンジは使いもしないようなボタンが色々あって、とにかく不要な機能がすごく目につくといいます。
確かにそうですよね。電子レンジでいうと日常的で使うシーンを考えたらトースターが焼けたり、暖める機能があればもうそれで以上終了で十分なはずです。
この狙いは機能充実やより高性能さをアピールすることで競合と差別化させる意図があるかと思いますが、実際に使いもしない機能をゴタゴタつけるのはどういうこと?って気がしなくもないですよね。
なので、ホリエモンとしてはもっとシンプルにすべきと。
例えば、対談ではiPhoneを例に出してましたけれど、要はアクセシビリティが良いものを提供することが世の中に価値を浸透させるコツ であるっていう観点でお話をしていました。
高齢者や障害者などを含め、誰でもどんな環境や状態でも使いやすさを重視した考え方
つまり、誰でも使いやすいということに価値があるということ。
ホリエモン氏の政治に対する考え
ホリエモンは近いうちに都知事選に出る意向らしいです。
あれ?ホリエモンって前から政治方面にはいきたくないみたいなこと言ってなかったっけ?と思う人がいることでしょう。
僕もそう思ってました。
意外なことでしたがよくよく話を聞くと、選挙に出馬はするけど、ただ受からないようにはすると強い意向があるそうです。
政策訴える活動はするけど、その案を使ってどなたか政治家さん実現してくださいと。そんな感じでした。
そんで変わった訴え方をするみたいです。例えば選挙に興味を持ってもらえるようなお祭りを開催して、歌も作るつもりみたい。
この瞬間に面白いことがあって、鴨頭さんがその話を聞いて反射的に「曲名はマニュフェストとかですか?」っていう気軽な返しに対して、ホリエモンが「いいね!」という感じで本気で曲名候補にリストアップされたようですw
経営者は政治家にレクチャーすべき
ホリエモンは最近政治家とよく関わるようになってきて気づいたことがあるといいます。
それは世の中をより良くしてくためには、ビジネスと政治はめちゃ重要だってこと。
アクションとしては経営者は政治家にもっとレクチャーすべきだと言っています。
なぜなら、政治家が国のために動かない理由の1つとしてこのように言っていました。
そうなんだーみたいに気づいたそうです。
例えば、ホリエモンはロケット事業をやっています。
民間企業が宇宙にロケットを飛ばすとなれば、ロケットを宇宙に飛ばせるだけの資金だったり技術力だったり人だったりと、その他いろんな要素が必要になります。
そんな時に政府との関わり合いは重要になってくるということでしょう。
鴨頭嘉人さんの新たなビジネスチャレンジとは?
鴨頭さん、ホリエモンの和牛マフィアに影響されてか、なんと焼肉マフィアという焼肉屋さんを池袋に作るらしいです。
鴨頭さんは元マクドナルドで優秀な実績を納めていますから、飲食業に進出するっていうのはらしいっちゃらしいと思いました。
話を聞く限り、開業することはしっかり決めてはいるけど、ビジネス構想がアイディアベースという感じですね。
そんな中で、驚いたことに人材確保は顔採用と断言していました。
理由は前述したチップを導入してお店が回るのかの実験したいということ。
鴨頭さんのビジネス構想はこうです。
焼肉マフィアで働く人は例えば1時間4000円でチャージ料を払い、本人の稼ぎは基本的にはお客様からのチップでまかなってもらうという仕組みです。
これでうまくいかない働き手も出て来て離脱もでるだろうし、チャージ料以上のチップを稼げる人も増えて来るだろうという想定です。
なんで働き手がチャージ料なんて払う必要あるの?っていう人もいると思いますが、それはおそらくこの理由は接客のクオリティを上げるため に必要なんだと思います。
そうやって少しでも働き手自身が赤字になる「リスク」を抱えることによって「よりチップをもらおうという事が、より良いサービスをしよう」という働く動機と結びつく ことが狙いだと思います。
チップ制で働くことで良いサービスを提供する働き手が増え、お客様も満足し、しかも稼ぎも増えます。
そうしたお店が世の中に増えれば、例えばですが生活が苦しいからということで、風俗やキャバクラでダブルワークしている女の子などが減る可能性があると思います。
さらにいうと一般的にはキャバクラとか風俗っていうのは世間体があまりよくない中で、チップ制によってお昼の仕事一本で稼げるようになるかもしれません。
例えば、「日本一チップで稼ぐ焼肉店員さん!」などと、まさにお店の看板娘としてメディアで話題になる可能性だってありますし、その影響力を使ってYouTubeやTik Tokとかで活動してさらに人気になる みたいなことが起きても不思議ではありません。
鴨頭さんの目標としては、前述したチチップに関して焼く肉マフィアが日本のチップ文化の出発点になるようにチップ導入店の成功モデルになる ことをまずは目指すそうです。
ホリエモンの発言で個人的にめちゃ面白かったのが、下記の発言でした。
それを言っちゃおしめえよと一瞬思いましたが、そのあとのホリエモンお発言で納得です。
お客さんは結局味なんてわからんと。どんなまずいものでも味の素で上手くなってしまうので味による差別化はこれからの時代は非常に困難であるということです。
ということは美味しいものはどこでも誰でも作れると。だから差別化するには例えばエンタメとかコンテンツが有効だったりする。
その意味では飲食業はめちゃくちゃブルーオーシャンだとホリエモンは指摘します。
世の中の飲食はソーシャルメディアの活用レベルでいうと、まだ第一段階くらいだと言っていました。
なので飲食開きたいという人は前提条件としてどんどん他人の料理をパクりましょうということです。
料理に著作権はないわけですし。料理をパクって文句言うお店に対してはこういうことです。
つまり、料理のレシピ完全オリジナルなんてこの世に存在しないと言いたいわけです。
既存の飲食店だって他のお店の料理パクったり参考したりしてるでしょと。
だから飲食の話をベースに言うと、味の違いで勝負するのは至難の技だし、非効率。
それよりも、ビジネスのコンセプトをどうするかとかの方がむしろこれからの時代重要だったりすると。
鴨さんが感じたホリエモンのベースの考え方
鴨頭さんがこれまでホリエモンの話を聞いて考え方についてハッと気づかされたことがあるといいます。
つまり、ホリエモンの一見ネガティブに聞こえる発言の根底にはもっと「気楽でいいじゃん」、「考えすぎんなよ」「過去は変わらない」などという軸の存在に気づかされました。
良いアイディアを出し、良い働きをするには?
対談も終盤に差し掛かり、鴨頭さんがホリエモンに質問しました。
つまり、心と体は繋がってるといういうお話です。
【まとめ】直感で動く重要性を強烈に感じたイベント
昨今、インターネットによって情報はありふれています。
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そんな時代だからこそ、正しいかどうかとか情報収集をしてる間にどんどん不利な状況に陥りがちになる 。
これがこれからの時代のフォームになるということです。