【アジア大会2018ジャカルタ】出場選手の紹介!山縣亮太選手の速さの秘密を考察してみた件

2018年8月18日、ジャカルタで陸上競技のアジア大会が始まります。

様々な記録が生まれるでしょう。

近年、日本お陸上界において、男子100mの中で有望な選手がたくさん出てきている印象です。

今年の日本選手権では男子100mで山縣亮太選手が10秒05の記録で優勝しましたね。

山縣選手といえばスタートの速さだったり、勝負強さだったりと強みがある選手です。

今回はジャカルタで行われるアジア大会前の見所の解説の一環として、ぼくなりの山縣選手の強みをご紹介していきたいと思います。

山縣選手はスタートがピカイチ速い

山縣選手のもっとも秀でている特徴としては、スタートにあります。

いわゆるロケットスタートダッシュです。

下記の画像は桐生選手(左)と山縣選手(右)のスタートの姿勢の比較です。

上記のように山縣選手の方がスタートがとても低いことがわかりますね。

この強みが山縣選手にはあるので、後半にかけての加速段階までにスムーズにスピードを上げていけるような技術が非常に優れている特徴があるのです。

山縣選手のスタートは手前のゴミを拾っていくイメージ

あるテレビ番組で山縣選手のスタートダッシュについて、山縣選手にインタビューしている場面がありました。

その際に山縣選手が話していたスタートについての内容としてはこうでした。

「5mくらい先にあるゴミを拾いに行く感覚」

この感覚おそらく、自分の走りについて研究に研究を重ねて導き出した技術なのでしょう。

なかなかこの感覚は生み出せないと思います。山縣選手は考える選手として陸上界で有名です。

スタートの低さを追求した結果、ゴミを拾いに行くという感覚を身につけたのでしょう。

スタートのリアクションタイムが早い

まだまだ山縣選手のスタートの話題は続きます。

次は山縣選手のスタートのリアクションタイムです。

山縣選手のリアクションタイムの記録は「0.1007秒」という結果が出ています。

これは果たしてすごいのか?と疑問に思う人もいるでしょう。

ちなみに人間がスタートの号砲がなってから最短で反応できる時間が「0.1秒」と科学的に言われています。

ケンブリッジ選手のスタートのリアクションタイムについては「0.138秒」となっていることから考えると、山縣選手のリアクションタイムがどれだけ素晴らしいものであるかわかると思います。

山縣選手はこのように、スタートの反応時間に関しても一流の感覚を持っているからこそ、スタートダッシュが他選手よりも秀でているポイントなのです。

スタートについた際の姿勢は、絶対に下を見ないこと

またまたスタートについての話題ですが、今回は少し違います。

それはスタート前の姿勢についてです。

山縣選手のスタート前の姿勢は少し特殊です。

下記画像のように他選手と比較すると、山縣選手の方が目線が少し上に向いていることがわかります。

これ速いスタートダッシュをすることと何の関係があるの?と思うかもしれませんが、山縣選手なりの意味があります。

それはスタート後の姿勢となるべく同じにするために、スタート前に目線を手前に向くようにしているということなのです。

スタート前というのは通常、下の右の画像のように、目線の角度が低い状態の選手が多いと思います。山縣選手(左)ではスタート前姿勢では頭が上がっており、背筋もまっすぐ、さらに腰が高い位置に来ています。(アングルが違うのでわかりにくいですが…)

山縣選手いわく、このように頭を下げた状態(右)では背中が丸まりやすく、その状態からスタートすると、いざスタートした際に姿勢を変えなければいけなくなるので、それが100mにおける無駄に貼ってしまい、結果的にタイムが遅くなる原因になるといいます。

さらにスタート姿勢において腰を高い位置で構えることで、ブロックとの物理的な距離をより密着させやすくさせることができます。

そうさせることで、実際にスタート時に足でブロックを蹴る際に最短距離でブロックを蹴ることができるのでタイムロスが少なくなるというのです。

確かに、これは考えても見なかったことですね。考える選手だからこそ気づけたことだと感じます。

日本選手権の100mレースのデータから見る山縣選手の勝負強さ

ここまで、山縣選手はとてもスタートダッシュが得意な選手であることがお分かりいただけたかと思います。

では次に山縣選手のスタートダッシュ以外の、データから見る山縣選手の強みについてご紹介します。

何のデータかと言うと今年 2018年の日本選手権の100mのレースにおけるデータです。

桐生選手、ケンブリッジ選手、山縣選手の予選〜決勝にかけてのストライド、ピッチのデータに山縣選手の勝負強さが垣間見れました。

まずは3選手のストライド(一歩の歩幅)のデータを下記に示したので見ていきましょう。

3選手のストライドのデータ(日本選手権)
ケンブリッジ選手:2m15→2m13→2m13
桐生選手:2m13→2m11→2m08
山縣選手:2m06→2m02→2m08

上記のストライドのデータを確認するとラウンドが進むにつれ、ケンブリッジ選手と桐生選手はストライドが短くなっていることがわかります。

しかし、一方で山縣選手は予選、準決勝、決勝とストライドを伸ばすことに成功していることがわかります。

このデータは山縣選手のメンタルの強さが現れていると思います。

選手は通常、焦るとストライドが短くなる傾向にあり、逆にピッチ(足の回転)が速くなります。

本来であれば「ストライド(歩幅)×ピッチ(足の回転」)」を伸ばしていくことが望ましい、つまりより速く走るにはストライドを伸ばしてピッチを上げることが望ましいのですが、極度の緊張状態などで心理的に焦ると足の回転ばかり速くなりストライドが伸びなくなるのです。

先に説明した3選手のストライドのデータの中では、ケンブリッジ選手と桐生選手が決勝に進むにつれ、ストライドが短くなっていく傾向にありましたね。

ではつぎにピッチ(足の回転)のデータがきになるところです。

それは下記のようなデータです。

3選手のピッチのデータ(日本選手権)
ケンブリッジ選手:4.54→4.59→4.64
桐生選手:4.63→4.68→4.72
山縣選手:4.79→4.86→4.78

するとどうでしょうか。ケンブリッジ選手と桐生選手はラウンドが進むにつれピッチが上がってきています。

一方で山縣選手は準決勝でピッチが上がり、決勝でピッチが下がっています。

つまり、2018年の日本選手権においては3選手のラウンドが進むにつれ、ケンブリッジ選手はストライドが短くなり、ストライドが短くなった。

桐生選手も同様にストライドが短くなり、ストライドが短くなった。

一方、山縣選手はラウンドが進むにつれストライドが伸び、ピッチはほぼ変わらないという状態だったのです。

つまり山縣選手は日本選手権の決勝という大事な場面で自分の走りを貫き通せるメンタルの強さがあると感じます。

ジャカルタのアジア大会に関しても臆することなく、自分のベストな走りができると、このデータから感じました。

引用元:https://the-ans.jp/column/27395/

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