残業というのはよくないですよね。
健康リスクも高まる不正リスクも高まるし、良いことはありません。ですが、仕事量が多いサラリーマンにとっては日常的になっていて、もはや気にしていない。いや、気にしてもしょうがないという、ある意味無気力状態になっているかもしれませんね。
そんな方の悩みとしては仕事で成長していきたいけど、もはやキャリアアップを意識できるほど気力がない。
でも、なんとか今の組織からさよならしたい。
まずその第一歩として残業のデメリットをリアルな体験の中から語られている人の話を聞きたい。
そうすることで今の残業祭り状態から少しでも脱出できるメンタルが作れるよう一歩踏み出したい、そんな方に向けた記事です。
この記事では僕が実際に残業100時間を経験したことがある社畜マーケターとして残業のデメリットと改善策を紹介します。
少しでも参考になれば幸いです!
目次
家が寝泊まりするだけの宿泊施設と化す
残業が100時間を超えとなると家でプライベートの時間を楽しむという余裕は到底ありません。
ちなみに僕の言っている月残業100時間はプライベートでもにも費やしている残業時間も含まれます。なので平日の残業時間は平均して4時間以上が平均でした。
家に帰るのは23時30分くらいが普通。
そういう仕事の繰り返しをしていると家にいる時間はプライベートというよりも寝泊まりするだけのホテルといった感覚になるんですよねー。
家を宿泊施設にしないための改善
環境的に可能ならリモートワークをしましょう。
そうすれば通勤時間がない分プライベートの時間を確保しやすくなりますからね。
リモートワークでは結局限界があるので、耐えられない人はFA制度を活用して別部署に異動する調整をし他方が良いでしょう。それか転職あるのみですね。
「FA制度」とは?
フリーエージェント制度の略。社員自ら別部署に異動希望を出せる制度のこと
自分はこれで残業から逃れることができました。
外食が増えて金がかかるし太る
残業をすればするほど、もちろんストレスがたまりやすくなりますよね。
そして人間はストレスを解消に向かうために自然と行動するシステムが備わっていますが、大抵その方法というのは目先の幸福感を満たすだけのものが大半。
外食でその一つが脂っこいものを食べたり、たくさん食べるという行動に向かっていくんです。
自炊して健康的な食生活を実践しようとしても残業が多いためにレシピの勉強と料理を作る時間が確保できないぞ、ということでどんどん食費が膨らみおなかむ膨らみます。
節約と健康リスクへの対処
節約と健康にはやはり自炊するのが一番。いや、さっき残業があるから自炊の時間がとりづらいと言ってしまいましたね。大丈夫。それは一般的に考えたらの話にすぎません。工夫できます。
コツとしては作り置きをすること。
作り置きはやると楽しくなり、作り置きした料理が切れると補充したくなる心理が働くんです。
ゲーム性を持たせると、なお楽しくなります。例えば「自炊=常に冷蔵庫を埋めるゲーム」だと思おう。
そうすることで自分は節約とダイエットが捗りましたね。
やけ酒で喉から血祭り
以前は週に一回お酒を飲むか飲まないかでしたが自分が昇格し、残業が増えだしてから週3~4回飲みようになりました。ひどい時では毎日飲むようになりましてですね。
お酒の頻度が増したのは残業時間でいうとだいたい月60時間以上超えるようになってくらいからだったと思いますね。
自分は当時やっていた仕事(広告代理)自体は好きだったので、そこに関しては苦じゃなかったんですが単純に残業時間が長くなるのが異常に辛すぎると感じる時期があり、そこで毎日飲むようになってから喉から血祭りが開催された、という感じですね。
今思うとほんとひどい状態ですw
やけ酒の改善
お酒に手を伸ばさないようにするコツとして、やはりお酒以外のプライベートを楽しむすべを身に着けるようにすることが大事です。
僕の場合、休日の楽しみを新規開拓することでした。例えばサウナにハマったことがお酒から離れるのに個人的にすごく効果がありましたね。
残業が多い時にお酒を飲むロジックとして「プライベートの時間を取り戻すために短時間でできる方法として安易に手を伸ばしてしまうのがお酒」という論理が僕の中であります。
なのでプライベートの遊びや癒しを新規開拓することは大きな出来事だったので、安易にお酒に手を伸ばすことなく残業のつらさを吹き飛ばす楽しみになっていきまいした。
お酒に手を出してしまうと健康リスクや仕事のパフォーマンスの観点から良い影響はあまりないと考えられますから、お酒はほどほどにする努力はしていった方が良いでしょう。
休日に不安になる
残業が多くなるとそれに比例してプライベートの時間に感じる仕事への不安感も増していく傾向があります。
なぜかというと仕事のクオリティが下がりやすくなるからだと考えてます。
基本的に残業に追われてると常に残業時間を意識しています。
すると時間効率を考えられるようになる半面、多くのタスクを無理やり処理することも多々発生します。いわゆるやっつけ仕事も増えてしまうわけですね(ただし本人はいたって真剣です)。
すると仕事が終わってもあの仕事は大丈夫だろうか?と心配になります。
仕事後の心配性が発症する要因は個人に焦点を当てるなら、一人で業務を抱え込んでしまうからだと思っています。
他人に任せる勇気のなさからきていることが意外と多いということ。
その勇気がないと、僕のように休日も仕事しちゃうときも珍しくなかったとさ☆
休日の不安感を改善
先ほどヒントが出ましたが、仕事以外の時間で不安を感じないようになるには他人にタスクを投げるという勇気を持つことが大事。
その組織で今後もある程度働くと決めているならば、やはりうまくやっていくすべを身に着ける考え方が必要だと思いますね。
仕事のミスが増える
残業が多い状態というのは基本的に2つ原因が考えられます。
まず①業務を一人で抱え込む癖がある。②組織内での業務多すぎる(それが必要かどうかは置いといて)ことです。
まあ、どちらにせよ法的に月間の上限残業時間が設けられている以上、残業に追われる感覚を強く感じてしまうと多くのタスクを時間内で無理やり詰め込むことになりますよね。
そうやって仕事を終わらせた気になっていると処理漏れや配慮不足などに陥ってミスが連発。
あら不思議、本末転倒の出来上がりです!
おかしいな、仕事でミスを減らすために残業したはずなのにと絶望感を感じます。
残業で労働時間を増やしたはいいものの、肝心の集中力は地の底にまで落ちてしまったみたいなんです。
実は脳科学者の茂木健一郎氏によると、朝起きてかからの3時間は脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」であるといいます。そりゃ残業が効率が悪くなるわけだ。
ちなみに実際、自分の集中力は朝と夜でどれくらい差があるのを知りたければこのメガネがおすすめです↓
残業を減らしてミス改善
ミスを減らせるよう一人で抱え込むことをまずやめましょう。
他人へある程度投げられれば少しはましになるはずです。
ですがが一つ注意点です。
その組織全体で発生するタスクがそもそも多いとやはり一人当たりの業務量がどうしても多くならざるを得ません。
そうなったときには部署異動か転職をおすすめします。